卓球日本女子、47年ぶりの優勝 男子団体は難敵、台湾との準決勝へ<アジア選手権>
4日目見どころ
写真:木造勇人(愛知工業大学)/撮影:ラリーズ編集部4日目の注目は男子団体準決勝だ。準々決勝をオールストレートで制した日本の相手は台湾だ。
今大会には東京五輪男子シングルスでベスト4に入ったエース・林昀儒(リンユンジュ)は不参加であるも、荘智淵(チャンチーユエン)や陳建安(チェンジェンアン)と国際大会で上位に進出する実力者がそろっている。日本としてはハイレベルな戦いが要求されるが、2015年大会以来の決勝進出に期待したい。
写真:長﨑美柚(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部個人戦では、長﨑が女子シングルス、木造/吉村和弘(岡山リベッツ)ペアが男子ダブルスの初戦を迎える。上位進出に向けて負けられない試合となるが、女子シングルスと男子ダブルスにも注目したい。
混合ダブルスでも木造/安藤ペア、戸上/早田ペアが3回戦に登場する。木造/安藤ペアはシンガポールのペアとの対戦となるが、初コンビでどこまで勝ち上がることができるか見物だ。
女子団体準決勝 日本 3-0 中国香港
〇安藤みなみ 3-2 朱成竹
11-6/9-11/11-4/14-16/11-8
〇早田ひな 3-0 杜凱琹
11-8/11-4/11-9
女子団体決勝 日本 3-0 韓国
〇安藤みなみ 3-1 申裕斌
9-11/11-3/11-6/12-10
〇早田ひな 3-1 田志希
11-6/11-9/5-11/11-6
〇長﨑美柚 3-0 リー・ジオン
11-9/11-5/11-9
*女子日本、47年ぶりの優勝
男子団体準々決勝 日本 3-0 カザフスタン
〇木造勇人 3-0 Alan KURMANGALIYEV
11-6/11-6/11-6
〇戸上隼輔 3-0 キリル・ゲラシメンコ
11-6/11-5/11-5
〇篠塚大登 3-0 Aidos KENZHIGULOV
11-6/11-8/11-7
男子日本、準決勝進出
混合ダブルス 2回戦
〇木造勇人/安藤みなみ 3-0 Zeyad ALDMAISY/Bara AL-WEDIAN(ヨルダン)
11-5/11-2/11-3
〇戸上隼輔/早田ひな 3-0 Chameera GINIDE/Ishara MADURANGI(スリランカ)
11-1/11-6/11-5
4日目 日本勢試合予定
男子団体 準決勝
日本 – 台湾
女子シングルス 1回戦
長﨑美柚 – Haiqa HASSAN(パキスタン)
男子ダブルス 1回戦
木造勇人/吉村和弘 – Asad ALRAISI/Haitham AL-MANDHARI(オマーン)
混合ダブルス 3回戦
木造勇人/安藤みなみ – PANG Yew En Koen/リン・イエ(シンガポール)
戸上隼輔/早田ひな – Napat THANMATHIKOM/Wirakarn TAYAPITAK(タイ)
アジア選手権とは
アジア選手権は、2~3年ごとにアジア各国の予選を勝ち抜いた選手によって、アジアNo.1を決める大会である。卓球の全種目(男女シングルス・男女ダブルス・混合ダブルス・男女団体)が行われ、各種目で優勝者が決まる。
日本勢の記録としては2017年大会の女子シングルスで平野美宇(日本生命)が中国勢3人に連続で勝利して優勝したことが記憶に新しい。ほかにも前回大会では男子ダブルスで吉村真晴(愛知ダイハツ)/戸上隼輔(明治大)ペアが3位、女子ダブルスで平野/石川佳純(全農)ペアと芝田沙季(ミキハウス)/佐藤瞳(ミキハウス)ペアがともに3位入賞を果たしている。
今大会では中国代表が、先日の第14回全中国運動会卓球競技の開催と、11月に控える世界選手権に向けたトレーニング等への影響を考慮し、WTT大会とともに不参加を表明している。また、日本からも東京五輪代表の選手は参加しないこととなり、6月の国内選考会を勝ち抜いた代表選手が参加することとなる。
安藤みなみインタビュー(2021年2月公開)
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