卓球日本女子、74年大会以来の優勝へ白星発進 男子団体、混合複も日本勢が初陣へ<アジア選手権>
国際大会 卓球日本女子、74年大会以来の優勝へ白星発進 男子団体、混合複も日本勢が初陣へ<アジア選手権>
2021.09.30 文:ラリーズ編集部
<アジア選手権2021 日時:9月28日~10月5日 場所:カタール・ドーハ>
29日、アジア選手権は2日目を迎え、男女団体の予選順位決定戦と、決勝トーナメントの準々決勝が行われた。女子日本が準々決勝でインドに3-1で勝利し、準決勝進出を決めた。
総括
写真:芝田沙季(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部女子団体準々決勝の相手はインド。
第1試合には佐藤瞳(ミキハウス)が登場。Sreeja AKULA(インド)相手に終始自分のペースを貫き3-0のストレートで快勝。続く第2試合では芝田沙季(ミキハウス)が、先日のWTTドーハ大会でも活躍していたArchana Girish KAMATH(インド)とのフルゲームの接戦を制し、日本の白星に王手をかけた。
写真:長﨑美柚(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部続く第3試合には長﨑美柚(日本生命)が登場。サターシャ・ムケルジー(インド)に2ゲームを取られ窮地に追い込まれる。長﨑も2ゲームを取り返して最終ゲームまでもつれ込んだが、最後はサターシャ・ムケルジーが11-8で取り切った。第4試合では芝田が、Sreeja AKULAに先2ゲームを取られる。しかし3ゲーム目からを連取して大逆転で勝利。女子日本の準決勝進出が確定した。
写真:張禹珍(チャンウジン・韓国)/提供:ittfworld女子団体では日本の他、中国香港、韓国、シンガポールが4強入りを果たした。一方男子団体の準々決勝では韓国が、エース・張禹珍(チャンウジン)の2本取りの活躍で中国香港に3-1で勝利。インドもカマル・アチャンタ、サティアン・グナナセカランの活躍でイランに勝利し、準決勝に進出した。
3日目となる30日には、男子団体の決勝トーナメントの準々決勝、女子団体の決勝戦まで、混合ダブルスの2回戦までが行われる。
3日目見どころ
写真:安藤みなみ(トップ名古屋)/撮影:ラリーズ編集部3日目の日本勢最初の試合は女子団体準決勝だ。初戦を3-1で制した日本だが、次の相手は中国香港だ。今回も杜凱琹(ドゥホイカン)、李皓晴(リホチン)と東京五輪の代表選手が登場しており、準々決勝よりもハイレベルな戦いが予想される。早田ひな(日本生命)、安藤みなみ(トップ名古屋)の起用があるか采配に注目しながら、4大会連続の決勝進出、1974年大会以来の優勝に期待したい。
写真:木造勇人(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部一方、男子団体でも日本勢が登場する。準々決勝の相手はカザフスタンだ。エースのキリル・ゲラシメンコは国際大会の優勝経験を持っている実力者で、過去に木造勇人(愛知工業大)や三部航平(シチズン時計)にも勝利している。日本勢にとっては相性の悪い難敵だが、木造や戸上隼輔(明治大)、宇田幸矢(明治大)ら5名の起用はどうなるか。そして準決勝へ進めるか、注目の試合だ。
写真:早田ひな(日本生命)・戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部また、個人戦でも戸上/早田ペアが混合ダブルスの初戦を迎える。2回戦の相手はスリランカのペアだが、WTT大会で優勝した実力を発揮することができるか。こちらも見逃せない試合となるだろう。また、木造/安藤ペアもヨルダンペアと対戦する。このほか、男女団体では順位決定戦が行われる。
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