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【卓球技術】ペン表必見!裏面打法よりおすすめ ペンホルダーのバックハンド角度打ち

2021.09.12 文:加藤拓也コーチのYouTube KATO卓ちゃんねるより
ペンホルダーの選手にとって、バックへの厳しい下回転をどう処理するかは重要な問題です。

「これができると試合が変わる!脱中級者講座(天王山卓球スクール・加藤拓也コーチ)」の第1回では、ペンホルダーのバックへの下回転を、角度打ちで返すコツと練習法を、加藤コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。

加藤拓也
【加藤拓也(かとう たくや)】京都府・洛東高等学校から京都産業大学を経て、現在は天王山卓球スクール北山店でコーチを務め、子どもから大人までを幅広く指導する。戦型は右利きの中国式ペンホルダーでフォア表ソフトバック裏ソフト。中学生から卓球を始めながら、全国大会出場経験も持つ。自身の個人チャンネルであるKATO卓ちゃんねるでは、中ペン、表ソフトの技術をメインに練習や試合の動画を多く配信している。‬(写真提供:本人)このページの目次

  • [7 【連載】これができると試合が変わる!脱中級者講座 加藤拓也コーチ編]()

ペンのバックでの角度打ち

加藤拓也(以下、加藤):今回はペンホルダー、特にペン表の選手が、レシーブやツッツキなどでバックに下回転が来た時にできる、バックハンドでの角度打ちについて解説していきます。

基本的にフォアハンド主体で攻撃するペンホルダーの選手ですが、急にバックに厳しい下回転を送られるとツッツキ返すしかないといった場面も出てきます。

そういったときに、回り込まずにバックハンドで軽く角度打ちををすることで相手の嫌がる嫌らしいボールを出すことができます

3つのポイント

加藤:この技術を習得するために意識していただきたい3つのポイントを解説します。

角度打ちのポイント①グリップ

加藤:1つ目は、グリップです。通常ペンホルダーのバックハンド系の技術はラケットから親指を外して、フォアハンドとは異なるグリップをすることが多いと思います。

しかし、このバックハンドの角度打ちを行うときには、親指は外さずにフォアハンドの時と同じグリップで行うようにしましょう。そうすることでフラットな面で打球することができ、下回転が持ち上がりやすくなり、球質もナックルの嫌らしいボールになります。

角度打ちのポイント②中指

加藤:2つ目は、バウンド直後を狙って中指の押しで打球することです。

この技術では大きなスイングは行いません。ボールの下にラケットを入れたら、中指の押しだけで打球します。しっかりとスイングをしすぎてしまうと、ナックルではなくなってしまいます。そのときに大事にしてほしいのは、手先だけではなくて体全体でボールの下に入ることです。

角度打ちのポイント③ラケットの当たる位置

加藤:3つ目は、ラケットの下側で打球することです。

ラケットの上側(根元側)に当ててしまうと、回転がかかってしまいます。角度打ちは弾く技術ですので、できる限りラケットの下側(先端側)で弾くように打球しましょう。

実際の練習動画 1:18~

## おすすめの展開

加藤:ここからはこのバックハンドの角度打ちを使うのにおすすめの展開を紹介します。

まずは、レシーブでの展開です。相手に長い横下回転系のサーブをバックに出されたときに、そこを回り込むのではなくてバックで角度打ちをして、返ってきたボールをストレートにプッシュ、回り込んで強打などの展開があります。

もう一つは、自分でフォア前に下回転サーブを出して、バックにツッツキが来た時に早い打点でクロスに角度打ちする展開です。

実際の練習動画 4:05~

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加藤:今回紹介したペンホルダーのバックでの角度打ちは、特にペン表の選手には裏面よりもおすすめできる技術です。裏面打法はグリップも変わりますし、難易度も高いです。

また、この角度打ちはフォアからグリップを変える必要もありませんし、何よりピッチの早い展開に持ち込むことができます。

皆さんも、上記のポイントを意識して、ぜひバックでの角度打ちをマスターしましょう。

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