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あなたは日本で何番目に卓球が強い?ラボライブの新レーティング大会参戦記

卓球プレーヤー向け あなたは日本で何番目に卓球が強い?ラボライブの新レーティング大会参戦記

2021.07.24 文:川嶋弘文(ラリーズ編集部)
卓球大会のインターネット中継でお馴染みのIT企業ラボライブが、新たにレーティングシステムの開発を予定しているとの情報を聞いたのが、今年の2月に入ってからのこと。

4月から開発に着手し、約2ヶ月半でシステムが完成。

記念すべき第1回のオープン大会が行われるというので参加させて頂いた。

このページの目次

  • [6 ラボライブ関連動画、記事はコチラ]()

レーティングとは?

フリー素材
レーティングと言えば、世界ランキングに代表されるポイントシステムのことで、レーティング付き大会に参加することで自分の強さが数値化され、客観的に分かるようになる。 試合に勝てばポイントは上がり、負ければ下がる。ポイントが低い選手がポイントが高い選手を倒す番狂わせが起こるとポイント変動の幅が大きくなる。

これを繰り返していけば理論上はプレーヤーの強さがポイントに正しく反映されることになる。

実はアメリカの卓球シーンでは全ての州でレーティングが当たり前に普及している。「俺はニューヨーク州で15位だ」と言えたり、賞金付き大会も普及していて大会賞金だけで飯を食っている人もいる。

日本でも過去に導入が検討されたことがあったが、試合結果入力の手間の問題などで普及せず、現在は特定の地域の大会で導入され盛り上がりを見せていると聞く。

スマホやインターネットなどのITインフラが普及した今であれば確かにレーティングが導入しやすいタイミングなのかもしれない。

そんなことを思いながら、試合会場のAkiba卓球スタイル(東京・秋葉原)に向かった。

ポイントの変動を楽しむ


写真:Akiba卓球スタイル代表の柿内康三朗さん(左)とラボライブの高橋徹さん今回はテストマッチということで1ゲームの申し込み試合形式だった。ボールと台は全てニッタクの抗菌仕様。ネットやサポーターまで消毒されたそうで、安心して試合に臨めた。

「参加者20名。できるだけ全員と試合して下さいね」との案内があり、5台の卓球台は常にフル稼働。試合が終わると本部に勝利を報告するスタイルでどんどんポイントがついていった。

早速試合に入ると幸先良く2連勝出来て天狗になる。

実は1ゲームマッチは嫌いでは無いことを思い出す。学生時代に1ゲームのエレベーターゲームを散々やったし、劉国梁をコピーしたサーブと裏面バックハンドのクセ球は初見では結構効くことが多いんだった。

レーティングのグラフは一時のテスラの株価並みに急上昇し、ランキングを見ると3位タイにつけている。

ところが…。

グラフを見ていたら急に不安に襲われ出す。

負けるとポイント下がるのか。試合しなければこのまま高いポイントで上位キープできるのでは..

そんなことを思い始めた瞬間、ラケットをカバンにしまってカメラに持ち替えている自分がいた。

「今日は取材で来てるんだから」「ゲストの梅村選手と大野選手を撮ろう」「ラボライブの高橋徹くんに進行状況を聞いて記事に含めよう」


ゲスト参加の梅村優香選手(中央大学)。巻き込みサーブからの前陣速攻で腕に覚えのあるオジ様たちを次々となぎ倒していた。
日野自動車卓球部OBの大野泰士選手は一般選手に混じってレーティングにも参加。バックハンドドライブが速すぎて見えなかった。ペン表なのにリードしてないとスマッシュが打てない。そんな弱気な自分が顔を出す。

取材をしながら、気になってランキングを見ると、案の定3位タイだったのが、単独3位にランクアップしていた。

やはりこのまま試合をしないで帰るか。

ラウンジエリアで記事原稿を整理していたその時、参加者の1人から「ラリーズいつも見てます。後で試合お願いします」と声をかけて頂いた。

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