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卓球日本男子、実は24年前に“絶対王者”中国に勝っていた 五輪団体戦でも中国超えなるか

女子は地元日本で47年前に勝利

石川佳純
写真:ロンドン五輪での石川佳純/提供:AFP/アフロロンドン五輪で卓球界初のメダル(団体銀メダル)を獲得し、近年の卓球人気を牽引してきた女子日本代表だが、団体戦での中国超えは実に47年前に遡る。

1974年の第2回アジア選手権横浜大会の女子団体で、日本は決勝で中国を破って初優勝を果たした。

当時のアジア選手権女子団体は、トーナメント戦ではなく、3チームでの予選リーグ(8ブロック)を行い、1位になった8チームの総当たりで決勝リーグを行うという試合形式だった。日本は最終戦の中国戦を3-1で勝利し、7戦全勝(残る6試合は全て3-0勝ち)という圧倒的な強さを見せての優勝だった。

1970年代の卓球女子は1971年の世界選手権名古屋大会で日本が優勝を果たすも、1975年から1989年までは実に中国が8連覇。1974年はまさに歴史の転換期で、最後に日本が世界一強かった時代とも言える。

この決勝では1番で0-2のストレート負け、2番も1ゲームを先取されるという劣勢から大関が意地の逆転勝ち。流れを引き寄せた日本は1番で敗れた相手に対し、横田がダブルスでリベンジ。大関も単複3連戦を制すなど、その精神力の強さが伺える。

絶対的エースがチームを支える。1回負けても気持ちを切り替えてリベンジする。ダブルスを取る。そして地元開催。47年前の大先輩たちは団体戦で勝つために必要な要素を、全て兼ね揃えていたことが分かる。

世界ランク2位のエース伊藤美誠。五輪団体で2つのメダル、混合世界王者の石川佳純。そしてアジア王者の平野美宇と近年最強の布陣で臨む東京五輪。47年ぶりの中国超えが見られるか。期待が高まる。

伊藤美誠
写真:伊藤美誠/提供:ittfworld

1974年、アジア選手権横浜大会

女子団体決勝 日本 3-1 中国

横田幸子 0-2 ○張立
17-21/21-23

○大関行江 2-1 黄錫萍
16-21/21-15/21–17

○大関行江/横田幸子 2-0 張立/鄭懷穎
21-16/21-18

○大関行江 2-0 張立
22-20/22-20

【連載】なぜ中国は卓球が強いのか?

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