【卓球】平野美宇、栄光と挫折を経た23歳の“ハリケーン” 悲願のパリ五輪シングルス出場へ歩む道程
世代交代が進む女子卓球界
パリ五輪へ向けた戦いが進んでいく今、日本の卓球界は一つの変革期を迎えている。過去3大会連続五輪でメダルを獲得し、日本卓球界をけん引してきた石川が5月に現役引退を表明。また、日本の新たなエースとして平野、伊藤と同じ“黄金世代”の早田が名乗りを挙げ、パリ五輪の選考レースでは首位を独走し、世界卓球のシングルスでは中国選手を破って銅メダルの快挙を成し遂げた。また、下にも21歳の長崎美柚、18歳の木原美悠という2人が控え、15歳の張本美和というここ1年で急激に飛躍を遂げた1人も控えている。かつて先輩を追う側だった平野にとって、後輩たちに追われる側としてその座は安泰ではない。
しかし、第3回の選考会である全農CUP船橋大会では早田を下して優勝。直近のTリーグ個人戦も制するなど選考ポイントでは2位をキープし、復活の時を迎えている。「結果は意識せずに楽しみたい」と新たな姿を見せる平野が、悲願のシングルス出場権を獲得し、パリで躍動する姿が見られるのか。選手として栄光も挫折も経験し、23歳を迎えた“ハリケーン”が見せるこれからの戦いにも引き続き注目だ。
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