【世界卓球メダル確定】卓球黄金世代に続く“新世代エース”へ　パリ五輪も期待の長崎美柚・木原美悠、“Wみゆう”の軌跡を振り返る

パリ五輪選考レースでも上位に

写真：木原美悠/長崎美柚（提供：ITTF）

そんな2人は来年夏に控えるパリ五輪への出場も期待される。5月8日更新の最新の選考ポイントで、木原が182ptで3位、長崎が158ptで6位につけている。首位を独走する早田（332.5pt）の優位は動かないものの、2位の平野（207pt）らとの争いはまだ混沌としている。6月以降はTリーグの個人戦やアジア大会、来年の全日本選手権などがパリ行きをかけた大会として残っている。上位2名に与えられるシングルスの出場権や、日本卓球協会によって選定される団体戦のメンバーに名を連ねる可能性は残されているだろう。

小学生で出会って以来、互いに高め合いながら個人としてもコンビとしても国内外で実績を積んできた長崎と木原は、憧れだった世界卓球の舞台でも結果を残した。“黄金世代”の後に続く新たなスターとして脚光を浴び始めた2人がここからさらなる飛躍を果たし、来年のパリ五輪へと足を進めることができるのか。女子卓球界の新世代を背負うことが期待される2人の“みゆう”からはますます目が離せない。