スビメンディ&久保建英が来夏移籍ならソシエダは下位低迷に陥る可能性も
写真:スビメンディ(なかしまだいすけ/アフロ)
レアル・ソシエダが誇る2人のスターの去就がここ数週間騒がれている。
スペイン代表MFマルティン・スビメンディと日本代表MF久保建英は、来夏メガクラブへと移籍する可能性が高くなってきている。
高額の移籍金をクラブに残すことはできるが、替えの利かない選手であることから移籍が実現すれば来季以降のソシエダは下位に低迷する可能性もある。
クラブ愛を示し一度はリバプールの誘いを断ったスビメンディだが
安定した守備力と豊富な運動量、そしてパスセンスに攻撃参加の上手さなど、すでに世界屈指のアンカーとして名を馳せるスビメンディは、ソシエダの本拠地であるバスク州出身者であり、同クラブのアカデミー出身者でもある。
スペイン代表オヤルサバルと同様にクラブの象徴的な選手(戦力という意味ではオヤルサバルを凌ぎクラブで最も欠かせない選手)だ。
そんなスビメンディは、今夏リバプールからのオファーを固辞し残留を決断した経緯がある。
しかし、そんな強いクラブ愛もついに捨てる時が来たといえるかもしれない。
選手としての実力がすでにメガクラブでプレーすべきレベルに達しているのはもちろん、ソシエダに残留するだけの魅力がなくなっているのも大きな要因であるといえるだろう。
チームは9位と低迷しており、選手の質や監督の手腕、経営陣の補強センスのなさなど欧州コンペティション常連になるには程遠いレベルにある。
25歳(2025年2月2日で26歳)という年齢を考えれば、来夏移籍を決断してもおかしくない。
久保建英も移籍なら下位低迷に陥る可能性も
現在のソシエダは、スビメンディと久保のチームと言っても過言ではない。
どちらかの選手が欠場するだけでチームのレベルは一気に下がってしまうほどだ。
そんなスビメンディと久保が同時に来夏メガクラブに移籍することになれば、ソシエダは下位低迷に陥る可能性も出てくる。
もちろん、2人が残す高額な移籍金によって優秀な選手を複数人獲得はできるが、ここ数年補強が上手くいってない状況を踏まえれば、中位以下(最悪下位低迷)といった事態にもなりかねないだろう。
スビメンディと久保に残留を決断させるには、やはりCL出場権が必須だといえる。
現時点では4位のアスレティック・ビルバオと勝ち点差が「8」であるため、不可能な数字ではない。
果たしてソシエダは2人のスターを引き留めることができるのか、今後の動向に注目だ。
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