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サッカーの神が選ぶのはどちらのバロンドーラ―?メッシのアルゼンチンかモドリッチのクロアチアか

写真:メッシ(AP/アフロ)
いよいよ12月14日AM4:00(日本時間)にカタールW杯準決勝「アルゼンチン対クロアチア」の一戦が行われる。

勝利した国はW杯の決勝の舞台に立つこととなるが、非常に激しい見どころ満載の試合展開が予想されている。

メッシとモドリッチという2人のバロンドーラ―の直接対決は、どちらに軍配が上がることとなるのだろうか。

唯一足りないW杯のタイトルを獲りたいメッシ

メッシは、サッカーを知らない人でもその名前を知っているほど、サッカー界では圧倒的な知名度を誇る。

その実力はまさに異次元で、キャリア通算の得点とアシストの合計が「1,000」を超えているのだ。

「名選手」と言われる攻撃的なポジションの選手たちが、キャリア通算100~200ゴール程度(アシストは50~80程度)であることを考えると、その数字がいかに異常であるかが分かる。

個人タイトルとしては、バロンドール7回、チャンピオンズリーグ得点王6回、ヨーロッパゴールデンシュー6回など。

チームタイトルとしては、ラ・リーガ優勝10回、コパ・デル・レイ優勝7回、チャンピオンズリーグ優勝4回、クラブワールドカップ優勝3回、リーグ・アン優勝1回、コパ・アメリカ優勝1回、オリンピック優勝1回、ワールドユース優勝1回など。

そんなメッシが唯一手に入れていないタイトルが、「W杯優勝」なのだ。

35歳のメッシは、このカタールW杯を「最後の挑戦」と明言していることからも、W杯の優勝へのラストチャンスとなる。

この大会にかける想いは誰よりも強いのだ。

フランスへの4年越しのリベンジを狙うモドリッチ

人口わずか400万人の小国でありながらも、サッカー大国として大きな大会で結果を出してきたクロアチア。

そんなクロアチアを象徴する存在であるのが、ルカ・モドリッチだ。

クロアチアは非常にテクニックに優れた選手を多く輩出しているが、最大の特徴は精神的な強さだ。

1990年代の内戦を生き抜いた人々ゆえに、精神的に強いのかもしれない。

サッカーにおいても、その精神的強さがいかんなく発揮されている。

2018年ロシアW杯では、決勝トーナメントで3試合連続の延長戦(そのうち2試合はPKまでもつれる)をいずれも制し、決勝戦まで進出した。

そして今回のカタールW杯でも、決勝トーナメント初戦で日本、ベスト8でブラジルをPK戦で破りベスト4まで辿りついている。

下馬評ではアルゼンチンがやや有利だが、ブラジルを破ったその粘り強さはすさまじいものがある。

モドリッチは37歳でありながらも、試合終了まで非常に高いレベルのプレーをし続けられる。

もう1つの準決勝は圧倒的にフランス有利と言われているだけに、アルゼンチンに勝利し2018年ロシアW杯のリベンジ(この大会の決勝戦もフランス対クロアチアだった)をしたいところだろう。

サッカーの神様は、メッシとモドリッチのどちらのバロンドーラ―をW杯決勝に選ぶのか。

世紀の一戦が刻一刻と近づいている。

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