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キリアン・ムバッペ,サッカー

「W杯」フランスがイングランドに勝利、1962年ブラジル以来14大会ぶりの連覇を狙う

写真:キリアン・ムバッペ、Kylian Mbappe(提供:AP/アフロ)
12月11日、カタールW杯準々決勝「イングランド対フランス」の一戦が行われ、1-2でフランスが勝利した。

「事実上の決勝戦」とも言われているこの戦いは、前回王者フランスが勝負強さを発揮した。

この世紀の一戦に勝利したフランスは、準決勝でポルトガルを破ったモロッコと対戦することとなった。

チュアメニのスーパーゴールでフランスが先制

注目のスタメンは、イングランドとフランスともに決勝トーナメント1回戦と同じメンバーとなった。

ここまで5得点を挙げW杯の得点ランキング1位となっているエムバペには、マンチェスターシティで活躍するカイル・ウォーカーがマークに付く。

絶対的なこのエースに決定的な仕事をさせず、序盤は一進一退の展開。

試合が動いたのは前半17分。

グリーズマンからの横パスを受けたチュアメニは、まだ距離があったものの思い切って右足を振り抜いた。

低い弾道でゴール左隅に吸い込まれるスーパーゴールでフランスが先制点を挙げる。

後半、ハリーケインが2度目のPKを外してイングランドは万事休す

後半9分には、サカが果敢に勝負を仕掛け、エリア内で倒されてPKを獲得。

このPKをハリーケインがトッテナムの同僚GKウーゴロリスからゴールを奪い、同点に追いつく。

流れ的には完全にイングランドだったが、後半33分にフランスが追加点を奪う。

グリーズマンの左からのクロスにジルーが頭で合わせる。

DFに当たりコースが変わったボールは、ゴールへと吸い込まれ、フランスが2-1と勝ち越す。

そして命運を分けたプレーが80分に訪れる。

メイソン・マウントがテオ・エルナンデスに倒されPKを獲得すると、ハリーケインが再びキッカーを務める。

しかし、無情にもケインのシュートはクロスバーの上に飛んでしまい、イングランドは同点に追いつくことができなかった。

終盤のイングランドの攻撃を凌いだフランスがこのまま勝利をもぎ取り、準決勝へと駒を進めた。

もしもこのままフランスが勝ち進みW杯優勝を勝ち取れば、実に1962年ブラジル以来14大会ぶりの連覇となる。

この試合は大きな活躍ができなかったエムバペだが、準決勝以降は必ず貪欲にゴールを狙ってくるはずだ。

エムバペが23歳という若さで新たな伝説を作り上げることができるのか、注目だ。

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