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上田綺世,サッカー

S・ブルージュの上田綺世が2ゴールで勝利に貢献、一気に新生日本代表のエース候補に

写真:上田綺世(Panoramic/アフロ)
3月4日、ベルギーリーグ第28節「セルクル・ブルージュ対RFCセラン」の一戦が行われ、3-1でセルクル・ブルージュが勝利した。

日本代表FWの上田綺世はスタメン出場し、圧巻の2ゴール。

2試合連続ゴールで得点ランキングも4位タイまで浮上した。

2ゴール共に抜群のトラップからシュート

上田綺世といえば、腰の入ったキレのあるシュートやボールを受ける動きの質の高さが特徴だが、この日はトラップでも魅せた。

前半3分に先制点を許したS・ブルージュだったが、前半32分に上田が魅せる。

中盤のこぼれ球を拾ったフランシスが上田に浮き球のパスを送る。

4メートルほど高く浮いたパスであったため、裏に抜け出すのは難しいプレーとなったが、上田が抜群のトラップをして一気に前を向く。

上田はGKとの1対1を制してネットを揺らし、試合を振り出しに戻す。

少しでもトラップが流れれば、DFに寄せられてしまったことだろう。

さらに55分、デンキーからの足元へのスルーパスを受けた上田は、ここでも抜群のトラップで一気に前を向く。

GKとの1対1でも冷静に左サイドにシュートを突き刺し、決定力の高さもみせた。

このゴールでは、上田がシュートを打つ前にMFオリヴィエ・デマンがすでにゴールを予感し両手を挙げていた。

「上田なら必ず決めてくれるだろう」

そんな信頼感が現れたシーンだった。

その後もFKのキッカーを任されるなど、圧倒的な存在感でチームの勝利に貢献した。

気が付けば得点ランキングでも13得点で4位タイまで浮上している。

上田は一気に新生日本代表のエース候補に

カタールW杯では思うよな活躍ができなかった上田だが、リーグ戦再開後は11試合で6ゴールと絶好調だ。

数字だけでなく、そのプレーの質も意識もワンランク上がっているのが見て取れる。

セルティックで大活躍中の古橋亨梧という強力なライバルはいるが、上田はその実力だけでなく24歳という年齢からしてみても、新生日本代表のエース候補筆頭であると言えるだろう。

3月24日のウルグアイ戦、28日のコロンビア戦でも、上田のゴールを期待しよう。

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