パリオリンピックアジア最終予選の先に待つオーバーエイジ&久保招集によるポジション争い
写真: 松木玖生(森田直樹/アフロスポーツ)
3月25日、U-23日本代表はパリオリンピックアジア最終予選前最後の親善試合となるU-23ウクライナ代表戦に臨む。
1-3で敗れたU-23マリ代表との試合に出場しなかった松木玖生や荒木遼太郎、後半途中から出場した藤田譲瑠チマなどがスタメン濃厚となっている。
アジア最終予選前最後の一戦は森保監督も視察予定
U-23日本代表のパリオリンピック出場への道はかなり険しい。
なぜならば、アジア最終予選のグループステージの相手が強豪揃いとなっているからだ。
4月16日に行われる第1戦はU-23中国代表、同20日に行われる第2戦はU-23UAE代表、同22日に行われる第3戦はU-23韓国代表となる。
どの試合も強敵が相手となるが、3戦目がU-23韓国代表ということで、1戦目、2戦目を取りこぼすようなことがあればオリンピック出場の道が閉ざされる可能性もある。
U-23日本代表にとって極めて重要な最終予選となることから、本日行われる最終予選前最後の親善試合は勝利で勢いを付けるだけでなく試合内容自体も重要となる。
22日に行われたU-23マリ代表戦を1-3で落としているだけに、親善試合とはいえ2連敗は絶対に避けなければならない。
A代表を率いる森保監督も視察予定となっているため、不甲斐ないプレーは絶対に見せられない。
パリオリンピックへの切符を勝ち取っても待ち受けるのは熾烈なメンバー争い
U-23中国代表、U-23UAE代表、U-23韓国代表のいるグループステージを突破し、オリンピック出場決定試合となる準決勝に勝利できれば晴れてオリンピック出場が決まるが、その後も
熾烈なメンバー争いが待っている。
なぜならば、オリンピック本番ではオーバーエイジ枠の3選手が合流する可能性が高く、さらにはA代表の主力となっている久保建英もメンバーに選ばれる可能性があるからだ。
オリンピックメンバーは18名となっているため、上記の4選手が内定となれば23歳以下の選手は14名のみしか選ばれないことになる。
果たしてU-23日本代表は過酷なアジア最終予選を突破することができるのか。
そして突破できた場合、オリンピック本番のメンバーに誰が選出されるのか。
今日行われるU-23ウクライナ代表はもちろん、アジア最終予選も要注目だ。
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