U-20日本代表が10人のイスラエルに敗戦でグループ3位に、U-20W杯決勝トーナメント進出の可能性は残る
写真: 松木玖生(森田直樹/アフロスポーツ)
5月27日、U-20W杯グループC第3節「U-20日本代表対U-20イスラエル代表」の一戦が行われ、1-2でU-20イスラエル代表が勝利した。
この結果、U-20日本代表はグループCの3位が決定した。
この大会では各グループ3位の中から勝ち点上位4チームが決勝トーナメント進出となるため、U-20日本代表が決勝トーナメント進出する可能性もわずかながら残されている。
全てにおいて力不足なU-20日本代表
10人の相手に2得点を奪われ逆転負けを喫するというまさかの試合となった。
U-20日本代表は、前半46分に今大会初先発となった坂本一彩(ファジアーノ岡山)が先制点を挙げる。
前節でPKを失敗していた松木玖生がニアサイドで落とし坂本が押し込み、貴重な先制点となったことから、日本代表に勢いが付く。
さらに、68分にイスラエルのビンヤミンが2枚目のイエローカードを受け退場となり、数的優位で20分以上を戦うことになるなど、一気に決勝トーナメント進出が近づいた。
しかし、待っていたのは残酷な結末だった。
75分、FKのこぼれ球をイスラエルのロイ・ナヴィに押し込まれ同点に追いつかれてしまう。
さらに後半アディショナルタイム、エリア内で崩されオメル・シニアに逆転ゴールを決められ、U-20日本代表はまさかの敗戦を喫した。
U-20日本代表は、時間の使い方を含めた数的優位の試合の進め方や個人の能力、チームとしての戦術など、全体的に力不足感は否めなかった。
決勝トーナメント進出の条件とは?
イスラエル戦の敗戦によってグループCの3位となったU-20日本代表だが、まだ決勝トーナメント進出の可能性は残されている。
6つのグループの3位の中で、勝ち点上位4チームが決勝トーナメントに進出できるのだ。
1位ナイジェリアU-20 勝ち点6 消化試合数3
2位ニュージーランドU-20 勝ち点4 消化試合数3
3位チュニジアU-20 勝ち点3 消化試合数2
4位スロバキアU-20 勝ち点3 消化試合数3
5位日本U-20 勝ち点3 消化試合数3
6位ホンジュラスU-20 勝ち点1 消化試合数2
現時点ではU-20日本代表は5位に位置しているため、決勝トーナメント進出ができないが、チュニジアとホンジュラスはまだ1試合を残している。
グループEとグループFの最終節の結果によって3位チームが勝ち点3以下で得失点差が日本よりも低ければ、U-20日本代表が4位に滑り込む形となる。
本日行われる「U-20チュニジア代表対U-20ウルグアイ代表」、「U-20ホンジュラス代表対U-20フランス代表」「U-20イラク代表対U-20イングランド代表」の試合に要注目だ。
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