ついに冨安健洋がチーム練習に復帰!アーセナル浮上の戦力となれるか今後の活躍に注目
冨安健洋(写真:ロイター/アフロ)
12月9日、アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋がついにチーム練習に合流した。
怪我で開幕に間に合わず10月に復帰も再び負傷し再離脱していたが、今後は時間をかけてコンディションを上げていき、復帰のタイミングを計ることになる。
今冬放出の可能性のある冨安
日本サッカー史上最高のDFと称される冨安だが、あまりにも怪我が多くここ数年はシーズンを通してプレーできずにいる。
今季に至っては、シーズンの半分近くに差し掛かっている時期であるにもかかわらずわずか6分間の出場にとどまっている。
アーセナルの経営陣はこの状況に危機感を抱いているのは間違いなく、「戦力として計算できなければ放出」と判断してもおかしくない。
これまで冨安よりも序列が低かったポーランド代表DFキヴィオルが好パフォーマンスを続けているのも冨安にとってはマイナス要因であるといえる。
現地メディアの『ARSENAL INSIDER』も、「キヴィオルが放出候補だった状況は変わりつつある」とし、キヴィオルの代わりに冨安が放出されるのではとの見解を述べている。
そればかりか、日本のサッカーファンでさえも「プレミアの強度ではもうプレーは難しいのでは」と冨安への期待感が薄らいでしまっている。
この状況は冨安にとってはまさに「キャリア最大のピンチ」と言っても過言ではないだろう。
チーム練習に復帰の冨安、アルテタ監督やチームメイトも笑顔で歓迎
復帰のアナウンスは一切されていなかったが、その時は訪れた。
9日の全体練習前にチームが集まり、冨安の復帰を祝福したのだ。
チームメイトの輪に入ると頭を叩かれ蹴りを入れられるなど手洗い祝福をされた冨安だが、それは愛情の裏返しであり、実際にアルテタ監督やチームメイトの表情は笑顔だった。
リバプールに首位独走されているアーセナルは現在3位であり、リバプールとの勝ち点差は「6」まで開いている。
CLやカラバオカップなど過密日程が続く今後の日程を踏まえれば、冨安の出番もきっとあるはずだ。
そこで実力を見せつけることができれば、冬の放出を免れガナーズの一員として今後もプレーし続けられるかもしれない。
果たして冨安はこの窮地をどう乗り越えていくのか、今後のプレーに注目だ。
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