
写真:冨安健洋(PA Images/アフロ)
アーセナルを退団し無所属となっている冨安健洋の復帰が近づいているようだ。
11月26日、冨安は自身のインスタグラムにトレーニングの様子を公開し、実戦でプレーできる状態が近づいていることを示した。
2026年6月に開幕する北中米W杯に出場する可能性もゼロではないため、多くのサッカーファンがその動向に注目している。
トップコンディションに近づけば日本代表におけるDFリーダーとしてW杯でプレーする可能性も
冨安が怪我により代表から遠ざかっている間にCBのポジションでは新戦力が台頭した。
鈴木淳之介と渡辺剛はW杯でスタメン出場してもおかしくないレベルであり、板倉滉や谷口彰悟、町田浩樹、伊藤洋輝、高井幸大などを含めればCBは代表で最も選手層の厚いポジションであるともいえる。
そのため冨安がプレーできる状態になったとしても、すぐには代表に復帰しレギュラーを掴めるわけではないだろう。
しかし、もしも所属先が決まり試合を重ねることでトップコンディションに近づけることができたならば、やはり日本代表のDFリーダーとして起用したくなる選手であるのは間違いない。
アーセナル在籍時のように運動量が多くスプリント回数も多いSBのポジションでプレーするのはリスクが高すぎるため、クラブでも代表でもCBに固定されるはずだ。
冨安のCBとしての能力は非常に高く、地上戦、空中戦共にハイレベルだ。
そして危険な場面を察知する能力も高く、DFラインを高く保ち続けるラインコントロール能力は歴代日本代表でもナンバーワンだろう。
DFとしての総合レベルが高い板倉、まだ一緒にプレーしたことがないものの個の能力がずば抜けて高い鈴木淳之介と3バックを組めば、強豪国の攻撃陣にも十分に対抗できるはずだ。
「Step by step.(一歩ずつ)」とインスタグラムに言葉を残した冨安。
イギリス国内でトレーニングを行っていることから、Jリーグではなく欧州のクラブへの移籍を望んでいる可能性が高い。
もしかしたらアーセナルと再契約し再び赤いユニフォームを身に纏いプレーするといったこともあるかもしれない。
果たして冨安はどのクラブと契約を結ぶことになるのか、今後の動向に注目だ。
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