プレミア首位のアーセナルで輝く冨安、日本代表ではどのポジションで使うべきなのか
冨安健洋(Photo by Mike Hewitt / getty images sport)
10月16日に行われたプレミアリーグ第11節「リーズ対アーセナル」の一戦は、1-0でアーセナルが勝利した。
日本代表DF冨安健洋は左SBで先発出場し、終盤には右SBにポジションを移すなどユーティリティ性を発揮し勝利に貢献した。
アーセナルの強さはまさに本物
今節はリーズの激しいプレスに苦戦したアーセナルだったが、前半35分のサカのゴールを最後まで守り切り公式戦7連勝となった。
この勝利で勝ち点を27に伸ばし、2位のマンチェスター・シティとの勝ち点差を「4」に広げた。
開幕から5連勝とスタートダッシュに成功したアーセナルだったが、その勢いは徐々に衰えると思われていた。
40歳の若手監督と若手選手中心のチームであり、昨季はUEFAチャンピオンズリーグ出場権をあと一歩のところで逃していたからだ。
ジェズスという確かな新戦力が加わり、その勢いは第11節を終えた段階でも衰えることはなく、公式戦7連勝とむしろ勢いが増しているとさえ言える。
冨安に関しても、開幕当初はアルテタ監督が怪我の再発を恐れ慎重に起用していたが、直近のリーグ戦2試合では先発で出場し安定したプレーを披露している。
日本代表ではどこのポジションで冨安を使うべきなのか
両利きであり身体能力やディフェンス力、ビルドアップ能力は日本サッカー史上最高レベルである冨安。
「怪我をしやすい」といった点以外は弱点らしき部分がない。
CBでもSBでもワールドクラスであるため、冨安をどこで使うべきなのか非常に悩んでしまう。
日本代表では、CBとSB共に人材難であるため、冨安をどちらのポジションでも起用したくなる。
森保監督も実際にまだ決めかねているはずだ。
板倉が怪我から復帰し、W杯に間に合うようであれば、SB起用も視野に入るが、板倉の復帰が間に合わないようならばCBに入り、吉田とコンビを組む形に落ち着く可能性が高い。
冨安が4人いればパーフェクトだが、残念ながら体は1つしかない。
板倉の復帰の有無や吉田や伊藤、谷口、長友、酒井といった選手のコンディションによって出場するポジションを変える可能性もあるだろう。
さらには、ドイツ、スペインの攻撃におけるストロングポイントに冨安を当てるといった選択肢も非常に有効であると言える。
はたして冨安はW杯本番どのポジションでプレーすることになるのだろうか。
森保監督の選択に注目だ。
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