ベスト8以上を目指すには不可欠!北中米W杯までに復帰が期待される4人の日本代表選手

鈴木彩艶(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

鈴木彩艶(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
サッカー界に身を置く者並びにサッカーを愛するファンたちは4年に一度浮足立つが、そんな1年が間もなく始まろうとしている。

2026年6月から行われる北中米W杯は、これまでと違ったレギュレーション(史上最多となる48か国参加)となる。

アジア最終予選を圧倒的な強さで突破し8大会連続の出場を決めた日本代表は、この大会で過去最高の成績(ベスト8以上)を目指している。

しかし、サッカーは怪我が付きもののスポーツゆえに、ベストメンバーで臨める可能性は低い。

日本代表にも北中米W杯に間に合わない可能性のある代表選手が複数人存在する。

町田浩樹(ホッフェンハイム)

今季の開幕戦で左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負った町田浩樹は、まさに「W杯に間に合うか微妙な選手」の代表格となる。

全治は7~8か月と言われており、8月23日に怪我をしたことを踏まえれば3月~4月に実戦形式の練習を始め100%に近いコンディションに持っていけるのは5月下旬ころとなるはずだ。

少しでも調整が遅れたり小さな怪我を負ってしまえばメンバー外となる可能性が高いといえるだろう。

南野拓実(モナコ)

12月21日の試合で左膝前十字靭帯断裂の怪我を負った南野拓実は、町田よりもW杯でプレーできる可能性は低いと判断せざるをえない。

ただし、可能性は極めて低いものの、南野がW杯のピッチに立たないとは断言できない。

なぜならば、怪我をしてからW杯まで半年もの期間があるからだ。

30歳の南野が「これが最後のW杯」と位置付けているとしたならば、リハビリを急ピッチで進め、5月中旬頃にはある程度プレーできる状態まで持っていけるのではないか。

もしもそうしたタイミングで攻撃的な代表選手に何かしらのトラブルがあったならば、スーパーサブ要因として招集されるといった可能性もある。

繰り返すが極めて可能性の低い話となるが、そんな復活劇を期待したくなる選手であるのは間違いない。

冨安健洋(アヤックス)や鈴木彩艶(パルマ)も不安要素が大きい

長らくピッチから離れていた冨安健洋も、W杯出場が不安視されている選手の1人だ。

すでに怪我も癒え所属クラブも決まっているが、実戦でどれだけの力が発揮できるかは未知数となっている。

大怪我を負って復帰したものの半年~1年コンディションが上がらないといったケースも珍しくない。

日本代表不動の正GKである鈴木彩艶も復帰に向け不安な選手の1人だ。

11月8日に左手中指と舟状骨を骨折した鈴木彩艶だが、全治は3か月~4か月ながら「治りにくい骨」といわれる部位だけに、確実にW杯までに100%のコンディションに戻せるとは言い切れない。