
藤田譲瑠チマ(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
サッカー日本代表が行うアメリカ遠征(9月7日メキシコ代表戦、9月10日アメリカ代表戦)への注目度が高まっている。
特に注目となるのが久保建英や三笘薫、堂安律、上田綺世、遠藤航といった主力組と併せ招集された経験の浅い選手たちのアピールだろう。
負傷者続出のDF陣やボランチのポジションはもちろん、短い試合間隔ゆえに攻撃的なポジションでも経験の浅い選手たちの出場時間が多くなることが予想できる。
このチャンスをモノにできるかどうかが、北中米W杯に向けた代表選考争いに生き残れるかのターニングポイントとなるだろう。
代表常連組に食い込める可能性がある選手たち
今回招集された経験の浅い代表選手の中で今後代表に食い込んでいけそうな選手としては、関根大輝(23)、荒木隼人(29)藤田譲瑠チマ(23)、鈴木唯人(23)、町野修斗(25)、望月ヘンリー海輝(23)が挙げられる。
佐野海舟(24)も代表キャップ数自体はそれほど多くないが、その実力とW杯最終予選インドネシア戦のアピール成功により常連組に食い込むことに成功したと判断できる。
今回のアメリカ遠征では、特にCBやボランチにおいてチャンスが多くなることが予想できる。
招集された板倉滉もコンディション的に万全ではないため、関根大輝は出場時間が与えられる可能性が高いだろう。
また、渡辺剛という計算できるCBはアメリカ遠征で柱としてプレーさせるはずだが、荒木隼人もチャンスが与えられるはずだ。
CBは負傷離脱者が多くなっているポジションゆえに、この2人のアピールが成功するかどうかは注目ポイントとなるだろう。
また、望月ヘンリー海輝にプレー機会が与えられるかも注目だ。
右WBは堂安律と伊藤純也が鉄板となっているが、望月ヘンリー海輝は192㎝とサイズがあり「4-2-3-1」の際に右SBとしてプレーできるという強みがあるゆえに、アメリカ遠征でもチャンスを与えたいところだ。
ボランチに関しては田中碧と守田英正が負傷により不参加となっているため、藤田譲瑠チマにとってはチャンス到来となる。
基本はキャプテンの遠藤航と佐野海舟のコンビとなるが、2連戦であるため藤田譲瑠チマにもチャンスは与えられるはずだ。
鈴木唯人と町野修斗に関しては代表の主軸となる選手たちのほとんどが招集されているため出場するチャンス自体は少ないだろう。
プレーできたとしても残り15分~20分といった時間となるが、短い時間でも結果を残さなければ今後常連組に食い込んでいくことはできない。
果たして今回のアメリカ遠征で誰がアピールに成功するのか、常連組の活躍とともに注目しよう。
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