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「W杯2次予選」シリア戦における注目ポイント「冨安、板倉、町田の3バック」と「WBの攻撃参加」

写真:冨安健洋(PA Images/アフロ)
6月11日、FIFAW杯アジア2次予選「日本対シリア」が行われる。(エディオンピースウイング広島、19:10キックオフ予定)

すでに日本は2次予選5連勝(19得点0失点)と1位通過を決めており、シリア戦は消化試合となるが、今後世界の強豪と戦う上で3バックでの戦い方を浸透させるためには貴重な試合となる。

注目ポイント①「冨安、板倉、町田の3バック」

6月6日に行われたミャンマー戦では、橋岡大樹、谷口彰悟、伊藤洋輝という3バックで試合に臨んだ。

これまで4バックを多用してきた日本としては、新たな試みであるといえるが、やはり完全に機能していたとは言い切れない。

パスミスや連携不足などが何度か見受けられ、相手が強豪国ならば多くのピンチが訪れていたことだろう。

しかし、シリア戦では冨安健洋と板倉滉、町田浩樹の3バックで臨む可能性が高い。

現時点で日本で最高のCB3選手が揃うだけに、そのクオリティはミャンマー戦よりもワンランク上となるはずだ。

グループBで2位のシリアとあって、日本がゲームを支配する可能性は高いものの、ミャンマー戦とは違い多少攻められるシーンも増えるだろう。

日本が誇る最高のCB3人がいかにその攻撃をシャットアウトできるかは、ビルドアップの面と併せて大きな注目ポイントであるといえるだろう。

注目ポイント②「WBの攻撃参加」

新たな3バックの試みは、「WBの攻撃参加」という新たな課題へのチャレンジでもある。

ミャンマー戦では、左WBで出場した中村敬斗が2得点を挙げるなど大活躍し、見事このシステムに順応して見せた。

シリア戦では右WBに堂安律、左WBに相馬勇紀が起用される見込みだ。

堂安は所属するフライブルクでもWBを経験しており、「WBの方が得点が取りやすい」と積極的な姿勢を見せている。

相馬も武器であるドリブルだけでなく積極果敢な守備も可能であるため、適任であると考えられる。

もしも3バックによる守備の安定とWBシステムによる攻撃のレパートリーの増加が日本代表に合えば、今後の戦いにおける強力なオプションとなる。

果たして冨安、板倉、町田の3バックと堂安、相馬のWBで確かな結果を出すことができるのか、試合の結果と共に内容面でも注目だ。

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