
日本代表のW杯最終予選2連戦の注目ポイントはCF&CB、そして目覚ましい活躍を見せるMFの招集有無か
写真:遠藤航(AP/アフロ)
3月13日、W杯アジア最終予選の10月シリーズ(バーレーン戦、サウジアラビア戦)に臨む日本代表選手が発表される。
勝ち点16でグループCの首位を独走している日本代表は、どちらかの試合で勝利すれば本大会出場が決まる。
注目はCF&CB、そしてサプライズ召集
残り4試合となったW杯アジア最終予選だが、今回は史上最強の日本代表と称されるだけあり危なげなく出場を決めそうだ。
すでに「出場できるかどうか」ではなく「いかに本大会に繋がる試合ができるか」といった点に注目が集まっているが、最も注目されているのがメンバー選考だろう。
特に比較的層の薄いCFとCBのポジションは注目となる。
CFに関しては、上田綺世と小川航基の2人がW杯当確メンバーであるといえるが、セルティックで得点を量産し質の高いプレーを継続している前田大然をスタメンで起用する選択肢もある。
怪我明けでコンディションの悪い上田と小川はこの2連戦では無理をさせなくても良いだろう。
前田の他にも、ブンデスリーガで7得点を挙げている町野修斗も招集濃厚であり、上田と小川の代わりとなるCFとして機能するか確かめておきたいところだ。
そしてCBにも注目だ。
ディフェンスリーダーの冨安健洋の代表復帰が今後も絶望的であり、代表の主力になっている町田浩樹も負傷となったことで層の薄さが心配されている。
WBを導入するフォーメーションであれば、3枚のCBが必要となるが、板倉滉のみがプレーできる状態であるため、そのほかの2枚はこれまでとは違った選手となるはずだ。
期待の若手選手である高井幸大とスタッド・ランスでもCBでプレーするようになった関根大輝はぜひとも試しておきたい選手だろう。
グラスホッパーの瀬古歩夢やバイエルンの伊藤洋輝もCBとして計算できる戦力ではあるが、新たなCBの開拓といった意味ではキャプテンの遠藤航をCBとして起用する選択肢も挙げられる。
リバプールでもCB起用されることもあり、シュツットガルト時代や浦和レッズ時代にもこのポジションでプレーしているため、問題なくプレーできるだろう。
30歳を超えスピード面が落ちてきている印象を受けるため、このポジション変更は非常に効果が高いのではないか。
遠藤がボランチからCBにポジションを移すならば、ボランチの新戦力も試しておくべきだろう。
守田英正や田中碧、鎌田大地、旗手玲央は計算のできるボランチだが、シント・トロイデンの藤田譲瑠チマも早い段階で試しておきたいところだ。
そしてブンデスリーガで最大級の活躍を見せている佐野海舟が招集されるかも注目となる。
スキャンダルの影響により召集の可能性は低いが、実力的にはすでに遠藤と守田のレベルに到達しており、召集を望む声は日に日に高まっている。
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