日本代表が参考にすべきブライトンのサッカー、シンプルな約束事の徹底でワンランク上の強さを目指すべき
写真:三苫薫(提供:REX/アフロ)
1月14日に行われたプレミアリーグ第20節「ブライトン対リヴァプール」の一戦で、ブライトンのサッカーを好きになった日本のサッカーファンは多いのではないだろうか。
まるでバルサの様なパスワークで相手をいなし、レアルマドリードの様な鋭い攻撃で次々にチャンスを作り出す。
シンプルな約束事を徹底するブライトンのサッカーは、日本代表が参考にすべきスタイルなのではないだろうか。
実力のある選手たちがシンプルな約束事を徹底することで生まれる強さ
W杯で活躍した日本代表の三笘薫が所属していることで、2023年からブライトンのサッカーを見始めた人は多いのでないだろうか。
そのほとんどの人が、プレミアリーグの中堅クラブであるが、その展開するサッカーの面白さの虜になったはずだ。
リヴァプールのハイプレスに対してプレッシャーを感じていないかのように捌き、攻撃陣に繋いでいく。
さらに、三笘がボールを持つと高確率で左SBのエストゥピニャンがオーバーラップで追い越していく。
三笘やソリー・マーチ、ララーナがボールを持つと、必ず両SBかボランチのマクアリスター、カイセドのいずれかの選手が前線に思い切って上がり、攻撃に厚みをもたらす。
確かなトラップとパスの技術と常に三角形を作る連携、WGがボールを持った時のオーバーラップ、WGがボールを持った際の前線に枚数を懸ける動き。
そのどれもがハイレベルだ。
あのリヴァプールが手も足も出ずに完敗するほど、今のブライトンは強い。
日本代表もブライトンのサッカーを目指すべき
日本代表の森保監督も、「個の力をベースにカウンターとハイプレッシャーの中でもマイボールにするポゼッション力を重要視する」という内容のコメントをはしている。
正直なところ、日本代表に今のブライトンほどのチーム力と個人技はない。
しかし、組み立てられるCBの冨安と板倉がいて、川崎フロンターレでハイレベルな「止める、蹴る」を習得した田中碧や守田英正もいる。
前線には技術力がありカウンターも得意な久保建英や堂安律がいる。
そして、なんといっても「スペシャルなWG」である三笘薫がいる。
今後4年後の北中米W杯に向けてブライトンの様なサッカーを目指せば、きっと今よりも格段に強い日本代表を作れることだろう。
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