「サッカー日本代表」北中米W杯は期待大も2030年W杯は主力の多くが30代以上と大幅な世代交代が必須に

上田綺世(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
久保建英や三笘薫ら代表選手の活躍や冨安健洋の復帰など明るい話題が多くなってきている日本代表だが、「世代交代」といった点では北中米W杯後に大きな不安を抱える可能性が高いといえるだろう。

北中米W杯は主力選手たちの多くが20代後半で迎えられるが、下の世代の突き上げがやや弱いため、W杯後には大幅な世代交代が必要となる。

日本代表の主力選手の多くが2030年W杯で30代以上となる

カタールW杯では、平均年齢は27.77歳と歴代3番目の高さだったわけだが、今回の北中米W杯も同様に高めの平均年齢となるかもしれない。

日本代表メンバーの発表はまだ先であるため正確な平均年齢は算出できないが、ここまでの実績からおよその数値を出してみよう。

ここまでの代表活動を踏まえた上で「選出される可能性が高い」選手を例として26名挙げてみる。(年齢は北中米W杯開始時のもの)

「GK」
・鈴木彩艶  23歳
・早川友基  27歳
・大迫敬介  26歳

「CB」
・冨安健洋  27歳
・板倉滉   29歳
・渡辺剛   29歳
・鈴木淳之介 22歳
・伊藤洋輝  27歳
・谷口彰悟  34歳

「WB」
・伊東純也  33歳
・堂安律   28歳
・三笘薫   29歳
・中村敬斗  25歳

「ボランチ」
・遠藤航   33歳
・佐野海舟  25歳
・田中碧   27歳
・守田英正  31歳
・藤田譲瑠チマ 24歳

「シャドー」
・久保建英  25歳
・鎌田大地  29歳
・前田大然  28歳
・鈴木唯人  24歳

「CF」
・上田綺世  27歳
・小川航基  28歳
・町野修斗  26歳
・後藤啓介  21歳

平均年齢は27.19歳と前回大会よりもやや若くなったが、フィールド選手のみで算出すると27.43歳とカタールW杯に近い数値となる。

そして問題となるのが中核を担う選手たちの多くが2030年のW杯では30代となる点だ。

板倉や冨安、伊藤、田中、守田、鎌田、前田、上田、三笘、堂安などが30代となり、遠藤や守田、伊東などは35歳以上となる。

中核を担うフィールドプレーヤーで2030年W杯を良いタイミングで迎えられるのは、久保(29歳)、中村敬斗(29歳)、鈴木淳之介(26歳)、佐野海舟(29歳)のみ。(GKの鈴木彩艶も27歳)

もちろん、高井幸大や佐藤龍之介、佐野航大、塩貝健人など良い若手選手も順調に成長中だが、三笘や堂安などの最強世代と比べると「小粒感」が否めない。

久保建英という強烈な日本のアイコンに匹敵する若手スターが現れていない点も気になるところだ。

果たして北中米W杯までに化ける若手選手が出現するのか、今後に注目だ。