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田中碧が今夏移籍濃厚でブンデスorプレミアリーグの複数クラブが争奪戦に参戦か

写真:田中碧(提供:Laci Perenyi/アフロ)
デュッセルドルフがブンデスリーガへ昇格となればクラブに残留の可能性もあった日本代表MF田中碧(25)だが、入れ替えプレーオフでボーフムに敗戦し昇格を逃したことにより他クラブへの移籍が濃厚となった。

ドイツ紙『ビルド』らの報道では、以前からボルシアMGへの移籍の可能性が高いとされていたが、新たにレヴァークーゼンやシュツットガルトといったブンデスの強豪クラブやプレミアリーグのエバートンから強い関心を寄せられていることが分かった。

日本代表でポジションを確保するためにも移籍が必要不可欠な田中碧

長らくドイツ2部でプレーしてきた田中碧だが、ついに今夏移籍を決断しそうだ。

日本代表のボランチでレギュラー争いをしている選手がドイツ2部でプレーし続けるのは好ましい状況とはいえず、昇格を逃した今、移籍は避けられないだろう。

ドイツ王者のレヴァークーゼンや2位のシュツットガルトへ移籍できれば、激しいスタメン争いが待っているものの、CLに出場できるチャンスとなる。

プレミアリーグのエバートンへの移籍であれば、中位クラブであるためCLやELには出場できないが、世界一と称されるリーグでプレーすることができる。

川崎フロンターレで培った確かなテクニックとボランチながら大胆な攻め上がりからの得点力を兼ね備えた田中碧ならば、噂されるクラブでもレギュラー争いを演じられるはずだ。

日本代表のボランチでは遠藤航と守田英正の2人が鉄板だが、旗手怜央や佐野海舟(佐野は今回未招集)といった選手もいる。

さらには五輪代表の藤田譲瑠チマや松木玖生といったボランチも台頭してきている。

藤田は小柄ながら圧倒的な運動量と組立て力、そして縦への推進力などが魅力のボランチで、五輪代表のキャプテンを任されている逸材だ。

松木に関しては21歳ながらすでにJリーグでの実績は十分で、今夏欧州クラブへ移籍する可能性のあるレベルの高い左利きのボランチだ。

クラブとの兼ね合いで招集はできない可能性はあるが、五輪世代ではバイエルン所属の福井太智も台頭してきている。

そうした状況を踏まえれば、田中は今夏ステップアップ移籍し欧州で確かな存在感を示す必要があるといえるだろう。

果たして田中碧は来シーズンどのクラブのユニフォームに袖を通すことになるのか、その動向に注目だ。

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