写真：田中碧（picture alliance/アフロ）
大舞台でこそ輝くのが田中碧だ。
3月21日、W杯アジア2次予選「日本代表対北朝鮮代表」の一戦が行われ、1-0で日本代表が勝利した。
決勝点となる貴重なゴールを奪ったのは、アジアカップで日本代表を外され今回の北朝鮮との試合が復帰戦となっていた田中碧だった。
カタールW杯後評価が低迷していた田中だったが、この得点がキャリア逆襲のターニングポイントとなる可能性もある。
中盤で確かな存在感を放った田中碧
これほど中盤で頼りになるプレーを見せるとは思わなかったファンも多いのではないだろうか。
カウンターの起点を潰す守備やビルドアップ時のチェンジオブペース、そして前線への顔出しなど、この日の田中は非常に高いレベルでプレーしていた。
欧州トップレベルとまではいかないまでも、4大リーグの中位～下位クラブのスタメンで出場している選手と言われても違和感がないレベルだ。
ボランチのポジションは遠藤航と守田英正という絶対的な選手が君臨しているが、3番手（2人のうちどちらかがコンディション不良や不調時には2番手）として十分な戦力となることだろう。
ボルシアMG内定の可能性も高くキャリア的にも逆襲開始か
田中碧には、ブンデスリーガ所属のボルシアMGへの移籍内定の報道も出ている。
2024年2月5日にドイツ紙『ビルド』が報じており、いよいよ来季からはドイツ1部でプレーすることになりそうだ。
これまで「ドイツ2部の選手」というイメージが付きまとっていた田中だったが、これで他の日本代表選手たちと対等の「箔」が付くことになる。
ボルシアMGには板倉滉や福田師王といった日本人選手も在籍しており、これまでと同じドイツということもありスムーズに順応できるはずだ。
現在の実力でドイツ1部のプレーレベルに慣れることができれば、より強く洗練されたMFへと成長する可能性もある。
田中碧の逆襲は始まったばかり。
大舞台に強いワンダーボーイが再び日本代表の主力へと駆け上がれるのか、注目だ。
Follow @ssn_supersports
