【海外サッカー】田中碧、代表は鎌田の控え?ライバル加入で2戦連続先発落ちという現実
目指すはフランクフルトの皇帝長谷部誠
(Photo by VectorFusionArt)
サイズ、テクニック、視野の広さ、そして体の強さなど、田中碧はレベルの高いボランチであることは間違いない。
ただし、かつて日本代表のキャプテンを務め、田中碧と似たようなMFであった長谷部誠の全盛期と比べれば、まだ物足りないと言わざるを得ない。
例えば8月5日に行われた第3節の試合では、0-1で負けている試合終盤、デュッセルドルフ陣内のタッチライン際で時間稼ぎをしようと体を入れてキープする相手への対応だ。
タッチラインギリギリでボールが止まり、オンプレイだったにもかかわらず田中碧はボールが出たと判断しプレーを止めてしまったのだ。
慌てて近くにいた味方が敵選手にプレッシャーを掛けマイボールにし、攻撃に転じたのだが、このプレーで5秒以上も失ってしまった。
たった5秒程度ではあるが、1点ビハインドの状況では1秒でも惜しいもの。
チームを鼓舞する意味でも、激しくプレッシャーを掛け1秒でも早くマイボールにする気迫が必要なのだ。
現時点でのMFとしての完成度は日本代表でもトップクラスの田中碧だが、今後は長谷部誠の様な周囲に影響を与えるような覇気を纏ったプレーをする必要があると言えるだろう。
日本代表でレギュラー争いをする鎌田は着実に結果を出している。
このまま鎌田にレギュラーを奪われてしまうのか。
今後の田中碧のプレーに注目だ。
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