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久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)

国王杯1回戦でジョベ・エスパニョールに完勝のソシエダ、いよいよ大一番のバスクダービーへ!

久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
11月21日、延期となっていた国王杯1回戦「ジョベ・エスパニョール対レアル・ソシエダ」の一戦が行われ、0-5でレアル・ソシエダが勝利し2回戦へと駒を進めた。

久保建英ら主力の多くを欠場させたこの試合は、数少ない主力選手であるバレネチェアとセルヒオ・ゴメスが躍動し前半のうちに4点差をつけて勝負を決めた。

久保含む主力不在も圧勝で2回戦に進出したソシエダ

パブロ・マリンやオドリオソラら控えメンバーが中心となったこの試合だが、バレネチェアやセルヒオ・ゴメスといった主力級の選手も数人先発で出場させた。

久保建英ら主力は帯同しておらず、ベンチには下部組織の選手も登録された。

試合は序盤からソシエダが攻勢を強め、バレネチェアが連続で得点を奪う。

その後はジョベ・エスパニョールも粘ったが、38分にバレネチェアのグラウンダーのクロスをセルヒオ・ゴメスが決め切り3-0とする。

44分にはまたもバレネチェアから得点が生まれる。

左サイドでフリーでボールを受けたバレネチェアからマグナセラヤへ素晴らしいクロスが入り、得点を奪った。

バレネチェアはキャプテンマークを巻いて出場したこの試合で前半4得点のすべてに絡む大活躍となった。

後半はバレネチェアとセルヒオ・ゴメスの2人をベンチに下げトゥリエンテスとムニョスを投入。

後半にも1点追加したソシエダは0-5でジョベ・エスパニョールに勝利した。

ソシエダは大半の主力を温存しながら危なげなく国王杯2回戦進出となった。

次戦はシーズンの明暗を分ける勝負のバスクダービー

主力メンバー不在で国王杯1回戦を勝利したソシエダは、24日に大一番を控えている。

ラ・リーガ第14節のアスレティック・ビルバオ戦だ。

「バスクダービー」となるこの試合は、単純にライバルであるがゆえに負けられないといったことだけでなく、ラ・リーガで上位に行くためにも勝たなければならない試合となるのだ。

ビルバオは現在勝ち点20の6位につけており、この試合に勝利すれば来季のCL出場権内である4位以内が今後も現実的な目標となる。

対するソシエダも、シーズン序盤の不調からようやく立ち直り勝ち点18の8位まで浮上してきており、この大一番に勝利すればリーグ戦3連勝で一気に勢いがつくことになる。

逆にこの大一番を落とせば、上位に食らいつくことが困難となる。

ソシエダの不安材料といえば、チームの心臓であるスビメンディが股関節の違和感でスペイン代表から離脱したことと、CFのアイスランド代表オスカルソンがウェールズ戦で負傷交代したことか。

オスカルソンが出場できないとなると、CFにオヤルサバルを起用するしか選択肢がなくなるが、本職ではないため不安は残る。

果たしてソシエダは大一番となるバスクダービーを勝利で飾ることができるのか。

久保の活躍と共に注目だ。

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