ダビド・シルバ復帰で久保とのコンビ復活もレアル・ソシエダはカディスに痛い引き分け
写真:ダビド・シルバ(提供:ムツ・カワモリ/アフロ)
3月3日、ラ・リーガ第24節「レアル・ソシエダ対カディス」の一戦が行われ、0-0の引き分けとなった。
日本代表MF久保建英は、この試合もスタメンフル出場。
何度もチャンスを演出したものの、チームを勝利には導けなかった。
なお、この試合ではダビド・シルバが怪我から復帰し、後半途中から出場。
久保とのゴールデンコンビが復活し、チャンスを何度も作るなどさすがのプレーを連発させた。
ダビド・シルバ復帰で久保とのコンビ復活
前半からソシエダが支配率で大きく上回るも、チャンスを決めきれずに試合は後半に突入。
61分、ついにダビド・シルバがピッチに登場。
怪我から復帰したシルバが入ったことにより、一気にソシエダの攻撃がスムーズになる。
72分には久保とダビド・シルバ2人で何度もパス交換をしながらチャンスを作るが得点には至らず。
やはりこの2人の相性は抜群だ。
シーズン終盤に向かって再びこのゴールデンコンビでいくつもの得点を演出してくれることだろう。
オヤルサバルが先にベンチに下がり久保がピッチに残る
80分にはエースのオヤルサバルに代わりアリ・ショが入り、ソシエダは攻めの姿勢を見せる。
この時点で、久保はまだピッチに残った。
攻撃の選手は3枚代わり、その中にはエースのオヤルサバルも含まれている。
絶対的な選手が先にベンチに下がり、久保がピッチに残った意味はかなり大きい。
得点がどうしても欲しいこの場面において、絶対的エースよりも期待されているという証だろう。
残念ながら試合は0-0の引き分けに終わり、アルグアシル監督のその期待に得点やアシストといった結果で応えられなかった久保だが、監督からの信頼は揺らぐことはないだろう
前半の終わりに見せたボール奪取からの前線へのパスでビッグチャンスを作った。
カルロス・フェルナンデスがこのビッグチャンスを外してしまったが、もしもこれを決めていれば、久保の評価はかなり高まっていたはずだ。
後半の立ち上がりにも、左サイドをドリブルで駆け上がりながらも中央のオヤルサバルに素晴らしいパスを入れた。
これは惜しくもあと数十センチ合わなかったが、タイミングは完璧だった。
欧州でもあのタイミングでパスを出せる選手はそう多くはないだろう。
3月9日にはEL(ヨーロッパリーグ)のラウンド16、ローマ戦を控えているソシエダ。
公式戦3試合勝ちがなく不調に陥っているが、復帰したダビド・シルバと共にチャンスを連発し、勝利に導いてもらいたいものだ。
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