「サッカー日本代表」最終予選2連戦で経験の浅いチームを牽引すべき4選手

中村敬斗(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

中村敬斗(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
北中米W杯アジア最終予選2連戦(6月5日オーストラリア戦、10日インドネシア戦)が行われるが、すでにW杯出場を決めている日本代表は経験の浅いチーム編成となるため、招集されている少数の主力選手がいかにチームを牽引できるかが勝利のポイントとなる。

キャプテンの遠藤航は当然のことながら今回もチームを束ねるキャプテンシーを発揮してくれるはずだが、それ以外にもキャプテンシーを発揮する選手が必要なのは間違いない。

久保建英

この2連戦で最も注目すべき選手が、久保建英だ。

堂安律や南野拓実、三笘薫、伊東純也、上田綺世といった主力攻撃陣が不在となるため、攻めは久保が牽引することになるだろう。

レアル・ソシエダからの移籍の有無が話題となっているが、年齢も若く次世代の日本代表にも間違いなくエースとして招集される存在ゆえに、この若いメンバーを牽引できるかどうかは大注目ポイントとなる。

ビッグクラブへのステップアップ移籍を実現させるためにも、個人としてもインパクトある活躍をしたいところだ。

中村敬斗

三笘薫というエース不在の今回は、左WGでエース級の存在感が求められる。

2戦とも自然と中村にボールが集まる可能性が高いゆえに、キャプテンシーだけでなく個人としてのプレーの質にも注目だ。

所属チームは2部に降格してしまったが、ステップアップ移籍を実現させるためにもインパクトあるプレーでチームを牽引したいところだ。

鎌田大地

エースとしての働きが期待される久保をプレー面だけでなく精神面でも完璧にフォローできる選手となるのが、鎌田大地だ。

28歳という年齢的にも若いチームを束ねる役割が求められる。

タイプ的にキャプテンシーのある選手ではないが、選手として一皮むけるためにはそうした役割にも積極的にチャレンジすべきだろう。

久保と中村とともに攻撃の柱として得点やアシスト、チャンスメークが求められる存在となる。

鈴木彩艶

この2連戦ではDFリーダーである板倉滉が未招集となっているため、DFラインはやや経験といった意味では不安感がある。

そんな中、22歳ながらすでに日本代表の正GKとして多くの経験を積んできた鈴木彩艶はリーダーシップを発揮すべきタイミングであるといえるだろう。

セリエAでは素晴らしいプレーを連発し、欧州でも注目されるGKへと成長している。

高井幸大や関根大輝といった若い選手がDFラインでプレーする機会もあるはずゆえに、鈴木はセービング面だけでなくコーチング面でも存在感を出したいところだ。