レアル・ソシエダに激震!ダビド・シルバが前十字じん帯損傷で長期離脱、このまま引退の可能性も
写真:ダビド・シルバ(提供:ムツ・カワモリ/アフロ)
7月20日、レアル・ソシエダは元スペイン代表MFダビド・シルバが練習中に左ひざ前十字じん帯損傷の怪我を負い、長期離脱することを発表した。
今季ラ・リーガと国王杯と平行してCLに出場するソシエダにとって司令塔の長期離脱はあまりにも痛い現実だと言える。
シルバの負傷により、ソシエダはチームスカッドの再構築が必要となった。
ダビド・シルバは昨季37歳とは思えぬプレーでソシエダの攻撃を牽引
欧州サッカー好きであれば、その偉大さは説明不要なほどの名選手であるダビド・シルバ。
スペイン代表としてW杯制覇や欧州選手権優勝、マンチェスター・シティの司令塔として黄金期を作り、世界最高のMFの1人として長らく欧州に君臨してきたシルバは、レアル・ソシエダでも別格の存在感を放っていた。
37歳となってもラ・リーガでトップクラスのテクニックでチームを牽引し、日本代表MF久保建英にも大きな影響をもたらした。
シルバと久保が同時出場すれば、まったく別のチームと言えるほどスムーズにボールが回り、チームの勝率も高かった。
新シーズンはシルバにとって久しぶり(2019-2020シーズンぶり)のCL出場となるため、多くのファンがシルバのCL帰還を楽しみにしていた。
しかし、今回のひざの大怪我で残念ながらその雄姿をCLの舞台で観ることができなくなってしまったのだ。
そればかりか、37歳での前十字じん帯の負傷は、そのまま「引退」となる可能性すらある。
それゆえに、非常にショッキングなニュースであると言えるだろう。
中盤の大きな柱を失ったソシエダはスカッドの再構築が必要
トップ下やインサイドハーフとして抜群の存在感を放つシルバの長期離脱は、ソシエダにとってスカッドの再構築が必要であることを意味する。
4-3-3をベースに戦うソシエダだが、相手のフォーメーションによってダイヤモンド型の4-4-2も併用していく。
シルバが離脱となると、4-4-2のトップ下を担える人材がかなり薄くなる。
既存の戦力で言えば、久保やパブロ・マリンなどが適任だが、後者は才能は豊かだがまだ欧州トップレベルで戦えるほどには完成されていない。
そうなると、4-3-3のフォーメーションを変えずに戦い続けるか、4-4-2は重要な試合のみ久保をトップ下に配置するという限定的な使い方をするしかない。
または、噂されている日本代表MF鎌田を獲得し、トップ下の層を厚くするという方法もある。
果たしてソシエダはこのピンチをどのように切り抜けるのか、今後のアルグアシル監督の手腕に注目だ。
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