
佐野海舟(写真:SportsPressJP/アフロ)
サッカー日本代表は11月14日にガーナ代表、同月18日にボリビア代表と国際親善試合を行う。
鈴木彩艶や三笘薫、伊東純也、守田英正といった主力選手たちが今回の11月シリーズでは不在となるが、虎視眈々と空いたポジションを狙う若手選手が多く頼もしい限りだ。
中でもここ1年で一気に台頭してきた佐野海舟(マインツ)は、ボランチの主力選手となる可能性があり11月シリーズのプレーにも注目が集まる。
佐野海舟は日本代表の絶対的ボランチになれるのか
日本代表では長らく遠藤航と守田英正がボランチにおいて絶対的存在だった。
田中碧もカタールW杯で得点を奪うなどボランチとして存在感を発揮してきたが、「3番手のボランチ」という立ち位置からは脱却できていない。
そんな中、日本代表に復帰後一気にレギュラー候補まで上り詰めてきたのが佐野海舟だ。
遠藤と同レベルのデュエル力を持ち、ブンデスリーガナンバーワンの運動量と縦への推進力があり、ボール扱いも上手い。
欧州挑戦後すぐにマインツでレギュラーを掴み、圧倒的な存在感を放っている。
すでに佐野の市場価値は2500万ユーロ(約44億8000万円)とも言われており、欧州での評価は遠藤よりも高い。
日本のサッカーファンからも、「遠藤をCBにして佐野をボランチの軸にしてみれば」「佐野は守田からボランチのポジションを奪える」といった声も増えてきている状況だ。
実際に守田が万全のコンディションで日本代表に復帰したとしても、レギュラーとしてプレーできるとは限らないだろう。
守田の方が佐野よりもビルドアップ能力やアシスト能力は高い。(経験値も当然ながら高い)
しかし、それ以外の部分では佐野に分があるため、守田が日本代表においてベンチを温めることになったとしても決して不思議ではないわけだ。
最近では鎌田大地も代表でボランチとしてプレーする機会が増えてきており、レギュラー争いはかなりハイレベルなものとなっている。
もしも佐野が11月シリーズでも抜群の存在感を放てば、北中米W杯本番まで絶対的なボランチとして起用される可能性もあるだろう。
佐野は鎌田とも遠藤ともフィールド上において抜群の関係性でプレーできる。
寡黙な仕事人は11月シリーズで何度ボールを回収してくれるのか、注目しよう。
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