佐野海舟がマインツに完全移籍!遠藤航の後継者と期待される佐野がいよいよ欧州へ
佐野海舟(写真:SportsPressJP/アフロ)
また1人、日本サッカー界期待の若手選手が欧州へと活躍の場を移す。
ブンデスリーガのマインツは、鹿島アントラーズに所属する佐野海舟(23)を獲得したと発表した。
2028年夏までの4年契約で、移籍金は300万ユーロ(約5億2000万円)程度と目されている。
マインツへの移籍でA代表のボランチ争いに再び加われる
佐野海舟のデュエルの強さは、日本人選手としては圧倒的であり、「遠藤航の後継者」と期待する声も多い。
さらには縦への推進力や足元のテクニックも水準以上の能力となっているため、ボランチだけでなくインサイドハーフとしてもプレー可能だ。
2023年11月に初めてA代表に選出され、2024年1月に行われたアジアカップにも召集されプレーしているが、それ以降は遠藤航、守田英正、田中碧、旗手怜央の4人がA代表に選出され、安定したプレーを披露していることから、佐野は代表から遠ざかっている。
このままJリーグでプレーしていたならば、A代表に返り咲くのはなかなか難しいというのが現実だ。
藤田譲瑠チマや松木玖生など、今後A代表に割って入るクオリティを持つ若手選手も多いため、Jリーグでプレーを続けるのは悪手だろう。
しかし、4大リーグの1つであるブンデスリーガでプレーすることとなれば、「欧州組(4大リーグ)」という箔が付くため、よりA代表に選ばれやすくなる。
マインツでレギュラーを掴み、活躍すればなおさら森保監督が招集しプレーさせる可能性は高まるはずだ。
日本代表には、守田英正、田中碧、旗手怜央といった攻撃面に特徴を持ったボランチの選手が多いが、遠藤航のように守備能力に秀でたボランチは人材薄となっている。
特に今後控えるワールドカップ最終予選や2026年に行われる北中米ワールドカップといった重要な試合では、守備に特徴を持つ選手は非常に重要な存在となる。
来季マインツでプレーすることで佐野が一回り成長できれば、遠藤航の後継者としての立ち位置を確定させるのはもちろん、遠藤のライバルとなることも十分にありえるだろう。
果たして佐野はハイレベルなブンデスリーガで活躍することができるのか。
今後の活躍に期待しよう。
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