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佐野海舟(写真:picture alliance/アフロ)

ボルシアMG撃破で暫定3位浮上!クラブ史上初のCL出場権獲得に近づくマインツの主力となった佐野海舟は代表復帰なるか

佐野海舟(写真:picture alliance/アフロ)
3月7日、ブンデスリーガ第25節「ボルシアMG対マインツ」の一戦が行われ、1-3でマインツが勝利した。

マインツはこの勝利でリーグ戦4連勝となり、暫定ながら順位を3位にUPさせている。

この試合にスタメン出場した佐野海舟は後半アディショナルタイムにイエローカードを受けはしたものの、豊富な運動量と確かな守備力でチームの勝利に貢献した。

ブンデスリーガ屈指のボランチに成長した佐野

欧州挑戦初年度にしてこれほどの成功を収めると予想した人は少ないのではないか。

それほど佐野は目覚ましい活躍を見せている。

デュエル勝利数や走行距離などの項目でブンデス上位の数字を叩き出しており、快進撃を続けるマインツに欠かせない選手となっている。

すでにブンデス屈指のボランチと称しても良いレベルであり、攻撃への貢献度を高めることができれば世界屈指のボランチになることも可能なほどだ。

マインツはブンデスリーガのセーブ率1位の守護神ロビン・ツェントナーやブンデスを代表する司令塔の1人でもあるナディエム・アミリ 、得点やアシストを量産しながら佐野海舟よりも走行距離の長いパウル・ネベル、14得点でブンデス得点ランキング4位タイとなっているヨナタン・ブルカートなどタレントも豊富だ。

しかし、選手たちはもちろん優秀だが、最も優秀なのはボー・ヘンリクセン監督だろう。

昨季途中で監督に就任したヘンリクセンは、降格の危機にさらされたマインツを短期間で立て直した。

そして佐野が加入した今季はチームをワンランク上の強さに引き上げることに成功している。

シーズン開始当初は欧州初挑戦となる佐野を毎朝呼び出し個別ミーティングをするなど、各選手の実力を伸ばす力と環境へのアジャストを促す力に秀でている。

戦術家としてもモチベーターとしても優秀であるため、ビッグクラブが狙う監督となりつつある。

「チームのためにどこまでも走れる」

そんな言葉を放つ佐野は、最高の監督と最高のチームメイトと出会い今後まだまだその実力を伸ばしていきそうだ。

今後注目すべきは佐野が一選手としてどこまで成長し、ビッグクラブへの移籍を果たせるのかといったことや、日本代表への復帰だろう。

過去のスキャンダルによって後者はまだ難しいのかもしれないが、現在のクオリティを維持し活躍を続ければおのずと道は開けてくるだろう。

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