レアルソシエダのサディク長期離脱で久保建英への期待度UP!
写真:ウマル・サディク(Photo by Soccrates Images /Getty Images)
日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダは12日、第5節ヘタフェ戦の途中で負傷したウマル・サディク(25)が右膝十字靭帯の断裂と診断されたことを発表した。
サディクは今夏の移籍市場でレアル・ソシエダ史上最高額となる移籍金2000万ユーロ(約28億円)で加入したばかりだった。
サディクは加入後いきなり1ゴールも公式戦3試合目で負傷
ナイジェリア代表FWのサディクは、192㎝の身長を誇る大型FWだ。
開幕時にはアルメリアに所属し3試合で2ゴールを奪い、レアル・ソシエダに移籍した最初の試合(A・マドリード戦)でも1得点を記録した。
レアル・ソシエダにとっては、高額の移籍金で獲得した待望の大型FWだっただけに、この負傷はかなりの痛手となる。
サディクの負傷により再び久保のFW起用が増える見通し
久保建英(Photo by NurPhoto/ Getty Images)
レアル・ソシエダは、今夏サディクとセルロートという2人のFWを獲得しており、これでアリ・チョを含め実力ある3枚のFWを揃えることに成功していた。
これにより、それまでFW起用していた久保をダビド・シルバやブライス・メンデスの位置で使うことが可能となり、高いレベルでのローテーションが可能となっていた。
しかし、サディクの長期離脱によってチームは再びFWの駒不足に陥ってしまう。
エースのスペイン代表FWミケル・オヤルサバルは、怪我からの復帰にまだ時間がかかる見込みとなっているため、当面は再び久保をFWとして起用することになるだろう。
EL(ヨーロッパリーグ)初戦のマンチェスター・U戦で評価を上げながらもラリーガ第5節の古巣ヘタフェ戦で評価を落とした久保にとっては、再びFWとして得点やアシストなどの数字を残すチャンスであるとも言える。
9月の残り2戦(EL第2戦とラ・リーガ第6節)と10月の9連戦で結果を残すことができれば、オヤルサバルが復帰した後もチームの主力としてプレーできるはずだ。
11月から始まるカタールW杯を含め、久保のキャリアにとっても非常に大事な数ヶ月間だと言えるだろう。
(Photo by VectorFusionArt)
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