
写真:モドリッチ(提供:ロイター/アフロ)
2月2日、ラリーガ第17節「レアル・マドリード対バレンシア」の一戦が行われ、2-0でレアルが完勝した。
これで勝点を45に伸ばしたレアルは、首位バルセロナとの勝点差を「5」に縮めた。
しかし、今季も優勝争いは演じているものの、主力選手の高齢化によってどうしても「スケールダウン感」があるのも事実。
特に夏には3つのポジションでの新戦力確保が必須であると言えるだろう。
センターフォワード
今節でもヴィニシウスが独走からいとも簡単にゴールを奪い、アセンシオがエリア外からスーパーミドルを叩き込むなど、FW陣は絶好調だ。
ベンゼマも無得点ではあったが、アセンシオの得点の基点となるなど、十分な働きを見せた。
しかし、やはり将来を考えればベンゼマの代わりとなるワールドクラスのCFの補強は必須であると言えるだろう。
来季には36歳になるベンゼマを絶対的エースとして計算するのは、さすがに絶対王者のレアルマドリードらしくない。
候補となるのはやはりマンチェスター・シティの「ハーランド」か。
しかし、ハーランドは「2024年夏に契約解除条項」が発生するとイギリスメディアの『アスレティック』が報じており、シーズン終了後の獲得は難しい。
ハーランドを獲得できるまで代わりとなる一流のベテランを補強する必要があるだろう。
ボランチ
ボランチは世代交代の真っ只中だ。
クロースとモドリッチからダニ・セバージョス、バルベルデ、チュアメニ、カマヴィンガなどに世代交代をしていくのだが、若干スケールダウン感が否めない。
やはりこのポジションはイングランド代表のベリンガム一択で夏に絶対に獲得しておきたいところだ。
サイドバック
サイドバックも不安なポジションの1つだ。
現在もカルバハルやダヴィド・アラバ、メンディなどが負傷により不在で、主力として計算できるサイドバックを補強が急務となっている。
夏にドイツ代表のダビド・ラウムを獲得できれば、将来的な不安も解消されるはずだ。
ヴィニシウスやロドリゴといった新世代のスターは台頭してきているものの、やはりラ・リーガを連覇していくため、そしてCL(チャンピオンズリーグ)で優勝するためには、世界屈指の若いタレントを2~3人加えなければならないだろう。
今季の結果も重要だが、夏の補強はそれにも増して重要となるはずだ。
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