ネイマールが退団希望のパリ・サンジェルマン、シーズン開幕直前で空中分解寸前
ネイマール(写真:Aurelien Meunier)
8月7日、ブラジル代表FWのネイマールがパリ・サンジェルマンに退団の意思を伝えたとフランス紙『レキップ』が報じた。
メッシがMLSに移籍し、エムバペが去就問題に揺れる中、もう1人のクラブの顔であるネイマールまでもがパリを離れたがっているようだ。
ネイマールは古巣バルセロナに逆オファーを出しているとみられる。
チームの柱となるべきネイマールまでもが反逆
昨季まではクラブ史上初となるCL(チャンピオンズリーグ)優勝を目指し団結していたパリ・サンジェルマンだったが、今夏一気に空中分解が起こってしまっている。
世界最高の選手であるリオネル・メッシはMLSのインテル・マイアミに移籍し、インスタグラムでパリ・サンジェルマンをフォロー解除した。
この行為は古巣への敬意がないことを示している。
そしてエムバペは今夏最も移籍市場を賑わせていると言っても過言ではないだろう。
2024年6月までとなっているパリ・サンジェルマンとの契約を延長しないことすでにクラブ側に通達しており、来夏フリーでのレアル・マドリード移籍を目論んでいる。
クラブ側はこれを阻止するために契約延長をしなければ今季すべての試合で構想外とする意向を示しており、場合によっては今夏売却するとしている。
未だ問題は解決しておらず、移籍期間終了寸前まで問題が続く可能性もある。
このエムバペ問題に嫌気が差した新監督のエンリケ氏が就任1ヶ月であるにもかかわらず退団の意向を示しているとも報じられている。
そんな中、唯一残留濃厚だったネイマールが退団希望をクラブに伝えたのだ。
パリ・サンジェルマンとしては、ネイマールが移籍となればクラブの顔となる選手がいなくなってしまうことから、残留させたい意向だが、同選手の意志は固そうだ。
望んでいる移籍先であるバルセロナ側がネイマールの獲得に否定的であるため、まだ残留の可能性はあるが、もはやパリ・サンジェルマンは空中分解寸前の状態となっている。
CL制覇の夢からは大きく後退し、リーグ・アン優勝すら怪しくなったと言えるかもしれない。
果たして開幕戦のピッチにエムバペやネイマールは立っているのか、そして移籍市場が閉幕した後も2人がパリ・サンジェルマンの一員であるのかどうか、その動向に注目しよう。
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