フロリアン・ヴィルツ（写真：AP/アフロ）
世界中の欧州サッカーファンが首を長くして待ち続けたプレミアリーグ＆ラ・リーガリーグ開幕戦ががついにやってきた。
先だって行われたプレミアリーグ開幕戦「リバプール対ボーンマス」は、4-2でリバプールが勝利した。
ラ・リーガは、「ジローナ対バリェカノ」の一戦と「ビジャレアル対オビエド」の一戦が行われ、バリェカノが3-1で勝利、ビジャレアルが2-0で勝利した。
補強により変わる戦力図、プレミアリーグ優勝候補は
世界で最もレベルが高いと称されるプレミアリーグは、その潤沢な資金によって各クラブが大幅な戦力UPを図った。
次世代ナンバーワンのMFの1人であるフロリアン・ヴィルツを筆頭にヒューゴ・エキティケやジェレミー・フリンポンを獲得した昨季王者のリバプールは優勝候補筆頭だといえる。
アーセナルも長年問題となっていたCFの枠にヴィクトル・ギェケレシュを迎え入れ、マルティン・スビメンディやノニ・マドゥエケといった実力者を加えることに成功しているため、優勝候補の一角といえるだろう。
2シーズン前の12位から見事に復活し昨季4位となったチェルシーも、ブライトンのエースだったジョアン・ペドロを加え戦力UPとなっており、優勝候補の一角となりそうだ。
プレミアリーグは他にもマンチェスター・シティやニューカッスル、復権を狙うトッテナム、マンチェスター・ユナイテッドが移籍により戦力をUPさせているため、ハイレベルな優勝争いとなることだろう。
ラ・リーガは今季も3強の覇権争いか
ラ・リーガに関しては、例年以上に3強とそれ以外のクラブの実力差が開くことになるはずだ。
昨季の覇者バルセロナはマンチェスター・ユナイテッドからマーカス・ラッシュフォードをレンタルで獲得したが、この移籍がハマる可能性が高く、経済面以外は盤石なチーム体制となっている。
ラ・リーガの覇権を取り戻したいレアル・マドリードはシャビ・アロンソを新監督に迎え新たなスタートを切ることになる。
トレント・アレクサンダー＝アーノルドをリバプールから獲得し戦力的にはラ・リーガ優勝とCL優勝を狙える陣容だが、それを実現するにはエムバペとヴィニシウスの2人を共存させながらも守備強度を高める方法を確立しなければならないだろう。
そんな2強を苦しめるであろう存在が、アトレティコ・マドリードだ。
今夏は大補強を敢行し、アレックス・バエナやジャコモ・ラスパドーリ、ダヴィド・ハンツコ、ティアゴ・アルマダ、クレマン・ラングレ、フアン・ムッソといった実力者がチームに加わった。
シメオネ監督が短期間でチームをまとめ上げられれば、バルサとレアルを抑えて優勝を実現させる可能性もあるといえるだろう。
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