長谷川唯の芸術的スルーパスからの得点などでなでしこがナイジェリアに勝利!準々決勝は強敵アメリカに決定
長谷川唯(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
7月31日、パリオリンピック女子サッカー競技Cグループ第3節「日本代表対ナイジェリア代表」の一戦が行われ、3-1で日本代表が勝利した。
なでしこジャパンはこの勝利でグループ2位を決め準々決勝進出を果たした。
準々決勝の相手は強豪アメリカ代表となる。
日本に勢いをもたらした長谷川唯のスルーパス
長谷川唯らしい、素晴らしいスルーパスがナイジェリア戦で飛び出した。
前半22分。
長谷川が中盤から縦にドリブルを始めると、ナイジェリアは距離を詰めずにゾーンで守ろうとする。
長谷川の前方にスペースを空けることがどれほど危険なのかは知っていたはずだが、隙を与えてしまったわけだ。
百戦錬磨の長谷川がその隙を逃すはずはない。
裏のスペースへ走りだそうとする植木理子に抜群のタイミングでスルーパスを通す。
GKと1対1となった植木は、中央に走り込んだ浜野まいかにパスを出し、浜野はしっかりとゴールに押し込んだ。
流れるようなパスワークで先制したなでしこの中心には長谷川唯がいた。
その後も前半のうちに田中美南の初得点や北川ひかるのFKによる得点で3-0としたなでしこ。
後半はやや停滞し1失点したものの、見事3-1でナイジェリアに完勝した。
準々決勝の相手は強敵アメリカ代表
準々決勝のアメリカは世界ランキング5位と7位の日本よりも格上となるが、かつての絶対的強さはない。
グループステージは9得点を挙げ3連勝と強いのは確かだが、付け入る隙はあるとみていいだろう。
ただし、ナイジェリア戦の後半のような守ってカウンターといったスタンス一辺倒だと、ゴールをこじ開けられて一気に崩れてしまうといったリスクがあるため、ナイジェリア戦の前半に見せたようなプレースピードと連携力を上げたポゼッションからの攻撃を見せアメリカを自陣に戻すような時間帯も作らなければならないといえるだろう。
果たしてなでしこジャパンは強敵アメリカを下し準決勝進出できるのか。
準々決勝は8月3日(日本時間)に行われる。
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