中村敬斗の覚醒!スタッド・ランスで5試合連続得点!三笘との共存で今後日本代表の主力に躍り出る可能性も
中村敬斗(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
10月20日、リーグ・アン第8節「AJオセール対スタッド・ランス」の一戦が行われ、2-1でAJオセールが勝利した。
この試合で日本代表MF中村敬斗(24)が5試合連続となる得点をヘディングシュートで決めた。
中村はリーグ・アンの得点ランキングで3位タイとなるなど、手が付けられない存在となっている。
伊東純也のクロスから見事なヘディングシュート
下位に沈むオセールに敗れはしたものの、後半アディショナルタイムに得点を奪った中村。
右サイドで伊東純也がボールを持った瞬間からDFの背後のポジションに立ち、伊東からのクロスを完全にフリーな状態でヘディングした。
ヘディング自体の難易度はそれほど高くないが、絶妙なポジショニングが功を奏したプレーだといえるだろう。
オーストラリア戦でも評価を高めており今後代表の主力になる可能性もある
中村は10月15日に行われた日本代表対オーストラリア代表の試合でも、70分からの出場ながらキレのあるプレーを連発し同点となるオウンゴールを誘発するクロスを見せた。
以前は「シュート力のある左WG」といったイメージで、縦への突破力はそれほどなかったが、現在では縦への突破にも磨きをかけ、より怖さのあるWGへと成長している。
更に、ライバルである三笘薫との共存という流れもできつつある。
オーストラリア戦では約20分間共存した2人だが、お互いを活かすプレーができており、日本代表における大きな武器になる可能性がある。
中村はサイドに張り続けるタイプではなく、やや中央寄りのポジションに立つこともあり、エリア内にも積極的に顔を出す。
これに対して三笘はサイドライン際のポジションに立つタイプであるため、「左WB三笘、左シャドー中村」といった配置が最も合っているといえる。
しかし、お互いに中と外どちらでもプレーできるため、逆の配置でも問題なく、関係性を深めれば試合中に入れ替えるといったことも可能となるだろう。
日本代表におけるCFは潰れ役になることが多いため、「3-4-2-1」であればシャドー、「4-3-3」であればWGの選手に得点力が求められる。
そうした意味では、中村敬斗の存在はベストだと判断できる。
あとはスタッド・ランスと日本代表のそれぞれで結果を出し続ければ、「攻撃の中心は中村」と認識されるようになるはずだ。
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