日本代表の左WBは中村敬斗か三笘薫か、北中米W杯における左WBのレギュラー争いが熾烈に

中村敬斗(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

中村敬斗(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
10月17日、フランス2部リーグ第10節「ロデーズ対スタッド・ランス」の一戦が行われ、2-2の引き分けに終わった。

日本代表MF中村敬斗はこの試合に先発出場し、前半アディショナルタイムに得点を挙げた。

リーグ戦2試合連続得点(今季3得点目)となり、日本代表のブラジル戦でも得点を挙げるなど好調をキープしている。

日本代表の左WBは中村か、それとも三笘か

プレミアリーグや日本代表で得意のドリブル突破が見られなくなった三笘薫は、この1年で評価を落としている選手だといえる。

もちろん、ドリブルの代わりにエリア内にフリーランニングで侵入する回数も増え、得点力は増した。

これまでと同様に守備でも高い貢献度を誇り、コンディションさえ良ければ日本代表における左WBの一番手であるのは間違いない。

しかし、中村敬斗も素晴らしいWGであり、日本代表においてWBとして質の高いプレーができる。

チャンスを作る回数やエリア内に侵入する回数、そして決定力では三笘を上回る実力を持っている。

そのため、北中米W杯本番で中村が左WBのスタメンでプレーしていたとしても、まったく不思議ではない。

三笘をシャドーで起用することで共存も可能だが、左のシャドーには南野拓実や鎌田大地といった実力者がいるため、三笘であっても絶対的なレギュラーにはなれないだろう。

左WBは相馬勇紀や伊東純也(伊東は右WBや右シャドーでもプレー可能)が計算できるが、やはり中村と三笘の2人のどちらかを起用するのが最もチーム力が高まると判断できる。

短期決戦となるW杯であるだけに、第1戦「三笘スタメン→後半途中で中村投入」、第2戦「中村スタメン→後半途中で三笘投入」、第3戦「三笘スタメン→後半途中で中村投入」といったようにローテーションする選択肢も有効だ。

三笘をシャドーで起用する試合に関しては、後半途中から伊東を左WBで起用すればチーム力の低下も防げる。

果たして北中米W杯ではどちらが左WBの序列が上になっているのか。

中村と三笘の今後の活躍に期待しよう。