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レアル中井卓大、スペイン3部クラブへ移籍濃厚!確かな実力でスペイン1部を目指す

写真:中井卓大(Koji Watanabe/Getty Images)
8月9日、レアル・マドリードに所属する中井卓大がスペイン3部のラージョ・マハダオンダに移籍する可能性が高いとスペイン人記者のマリオ・コルテガナ氏が明らかにした。

移籍の詳細は明らかになっていないが、近日中に正式発表される可能性は高い。

中井は9歳から11年間所属していたクラブを離れ、新たなチャレンジをスタートさせることになる。

カスティージャで構想外となっていた中井

昨季は度々トップチームの練習に参加しており、「近い将来トップチーム登録があるか」と期待するファンも多かったが、現実は極めて厳しかった。

シーズンを通してカスティージャで出場した試合は2試合のみで、いずれも試合終盤に投入されたのみ(出場時間5分)と、カスティージャにおいて戦力外となっていた。

カスティージャは2部昇格を懸けた試合で敗戦し、今季も3部リーグ残留となったことから、主力選手が多数移籍した。

しかし、中井よりもさらに下の世代に逸材が豊富であることから、来季も戦力外であることが濃厚となっていた。

中井本人はレアル・マドリードに愛着があり残留の気持ちが強かったが、サッカー選手として20歳は決して若くなく、実戦経験が乏しい状況が続けばサッカー選手としての成長が止まってしまうことから移籍を模索していた。

ラージョ・マハダオンダは2部昇格をしたことがあるクラブ

中井卓大が移籍する可能性の高いラージョ・マハダオンダは、今季3部リーグで戦うクラブだ。

1976年創設された比較的新しいクラブで、長らく4部リーグに所属していたが2015-2016シーズンから3部リーグに昇格。

2017-2018シーズンには3部リーグで優勝しセグンダ(2部リーグ)への昇格を果たした。

残念ながら翌年に2部リーグで19位となり再び3部リーグに降格している。

昨季は12勝17敗9分の14位となり、からくも4部降格を免れている。

3部リーグとはいえスペインであることから、スカウト網は張り巡らされている。

このラージョ・マハダオンダで印象的なプレーを続ければ、2部リーグや1部リーグのクラブからのオファーが届く可能性も高いだろう。

日本の若き至宝の巻き返しはなるのか、今後の中井卓大の活躍に期待しよう。

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