スペイン10年目となるレアル・マドリード中井卓大、Instagramで意気込みも厳しい立場続く
写真:中井卓大(提供:ムツ・カワモリ/アフロ)
レアル・マドリードのカスティージャに所属する中井卓大(19)が、自身のInstagramでスペイン10年目の意気込みを投稿した。
今季はセカンドチームであるカスティージャに所属しているが、これまで途中出場2試合に留まるなど厳しい状況が続いている。
中井はInstagramで幼少期の写真と共に意気込みを綴る
4月20日、中井卓大は、自信のInstagramに背番号7を付けた幼少期のユニフォーム姿を投稿した。
画像の横には、「スペイン生活10年目に入ります、僕を受け入れてくれた全ての人に感謝して、また頑張っていきます!!」と綴られていた。
この投稿には、ファンから多くのコメントが書き込まれた。
「早く日本代表で観たいです」といった応援コメントが多い一方で、「早く移籍しないと埋もれるぞ」といった厳しいコメントも混じっていた。
確かな実力で度々トップチームの練習に参加も実戦経験が不足
中井の話題といえば、レアルマドリードのトップチームに練習参加する時くらいだろう。
モドリッチやクロース、ベンゼマといった世界トップの選手たちと共に練習をしている光景は、それだけで絵になるものだ。
中井はU-20日本代表の欧州遠征でメンバーに選出され、中盤で試合にも出場したが、そのプレーレベルは確かに高い。
スピードこそないものの、抜群のボールキープ力と展開力で中盤に安定をもたらすことができる。
180㎝以上とサイズもあるため、欧州レベルの戦いでも当たり負けしない強さも持っている。
同世代の出世株であるFC東京の松木玖生とは良いボランチコンビとなりそうな雰囲気もある。
ただし、本来輝くべきカスティージャでは、ほとんど試合に出場できていないのだ。
実戦経験は途中出場2試合の数分間のみというのは、伸び盛りの19歳には厳しい現実であると言えるだろう。
ラウール監督が率いるカスティージャは、3部リーグで優勝争いを繰り広げており、2部に昇格するためにメンバーをある程度固定しているという不運もあるだろう。
中井としては、このまま辛抱して来季カスティージャのメンバーとして2部リーグでプレー機会を増やすことを理想としているかもしれないが、年齢的には他クラブへのレンタルやJリーグクラブへの移籍なども考慮すべきかもしれない。
日本人にはなかなかいないテクニカルな大型ボランチなだけに、早くプロとして活躍してほしいところだ。
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