ラ・リーガのレアルマドリードの下部組織（フベニールA）に所属していた中井卓大（18）が、Bチームにあたる「カスティージャ」に正式に昇格したことが8月24日のレアル公式サイトの更新によって判明した。
9歳で日本から海を渡りレアルの下部組織に入団した中井は、ついにトップチームまであと1つのところまで近づいた。
9歳でレアル下部組織に入団し順調に階段を上る
中井卓大は、9歳時にレアル・マドリードの下部組織入団テストに合格し、レアルの一員となる。
アレビンA（U-12）、インファンティルB（U-13）、インファンティルA（U-14）、カデーテB（U-15）、カデーテA（U-16）、フベニールC（U-17）、フベニールB（U-18）、フベニールA（U-19）を着実に駆け上がっていった。
毎年上位カテゴリーへ進むための選考が行われ、多くの仲間たちが去っていった。
フベニールAでプレーした昨季には、2025年までの契約も勝ち取っている。
そして8月24日、ついにトップチームの1つ下のカテゴリーであるカスティージャへの正式な昇格を果たしたのだ。
残る壁はあと1つ！しかしその壁はあまりにも高い
中井卓大 (Photo by Koji Watanabe/Getty Images)
2022年7月には、楽天グループ株式会社の事業の1つである「Rakuten Sports」とのマネジメント契約を締結。
「トップチームでプレーできるよう、日々の練習に励み、ベストを尽くしたいと思います」とコメントしていた。
トップチームの1つ下のカテゴリーであるカスティージャに正式に昇格したことにより、夢は目標へと変わり、あと1つの扉を開けばトップチームの昇格が実現することになる。
しかし、その壁はあまりにも高い。
現在レアルのトップチームに所属している選手で純粋な下部組織出身者は、ナチョやルーカス・バスケス、ダニエル・カルバハル、マリアーノ・ディアスの4人のみ。
毎年のように世界各国から超一流選手を獲得するレアルでは、トップチームの一員になれる下部組織出身者は非常に少ないのだ。
トップチームへの壁はあと1つではあるものの、その1つは簡単には開けることはできない。
今後はレアル・ソシエダに所属する久保建英がレアル・マドリードに所属していたころと同じように、レンタル移籍を行う可能性もあるだろう。
日本サッカー界期待の新星の今後に注目だ。
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