いよいよカタールW杯クロアチア戦、長友佑都の作り上げた「団結力」で「新しい景色」に挑む
写真:長友佑都(AP/アフロ)
12月5日24:00(日本時間)、ついに日本代表の「新しい景色」へのチャレンジとなる試合が行われる。
「日本対クロアチア」
世界中のサッカーファンは、「クロアチアの勝利」を予想する意見が大半だ。
しかし、長友佑都を中心に作り上げた現在の日本代表の「団結力」で、前評判を覆してくれるはずだ。
出場国の中で最も団結力が高い日本代表
カタールW杯における日本代表は、普段からヨーロッパの舞台で活躍している選手が多いため、選手個々の能力が非常に高い。
三苫薫や冨安健洋、堂安律など、瞬間的に強豪国を圧倒するパワーを持っている選手がいることで、相手をリスペクトしすぎることがないのだ。
しかし、日本代表の最大の武器はそこではない。
「団結力」
この力は世界でもナンバーワンであると言っても過言ではないだろう。
そして、その団結力の中心的な役割を担っているのが、36歳の大ベテランである長友佑都だ。
過剰なまでに盛り上げる長友佑都の姿勢
試合後の「ブラボー」という叫び声は、今回のカタールW杯における印象的なシーンの1つとなっている。
元々コミュニケーション能力がずば抜けて高い長友だが、今大会は必要以上に盛り上げているように見える。
練習でロンド(鳥かご)のパス回しをする際も、大声で盛り上げながらプレー。
髪色も2大会連続金髪にしたかと思えば、急に赤髪に染め直し久保建英から「追加招集メンバーですか?」とツッコまれていた。
スペイン戦のアディショナルタイムにベンチメンバーで肩を組んでいたのも、長友が発案したものだ。
長友自身も早めに交代しているとはいえ、グループステージ3試合連続でスタメン出場しており、ただの盛り上げ役ではなく、しっかりと戦力としてプレーしている。
おそらく、長友が日本代表に選出されていなければ、この団結力は生まれなかったであろう。
ファンの中には、「盛り上げようとしすぎ」と批判されていたりもするが、計り知れないプレッシャーにさらされるW杯においては、多少わざとらしいくらいに盛り上げなければチーム全員がプレッシャーに負けてしまう。
そういった意味では、長友の盛り上げは非常に大きなポイントとなっていると言えるだろう。
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