長谷川唯（写真：森田直樹/アフロスポーツ）
6月14日、日本サッカー協会はパリオリンピックに臨むサッカー女子日本代表（なでしこジャパン）メンバー18人を発表した。
キャプテンにはベテランのDF熊谷紗希が任命され、併せてバックアップメンバー4人も発表された。
なでしこジャパンは7月13日にガーナ代表との試合（能登半島地震の復興支援マッチ）を行い、オリンピック本番を迎えることになる。
なでしこジャパンメンバー
GK
山下杏也加（INAC神戸）
平尾知佳（アルビレックス新潟）
DF
熊谷紗希（ASローマ）
清水梨紗（ウェストハム）
北川ひかる（INAC神戸）
南萌華（ASローマ）
高橋はな（浦和レッズ）
古賀塔子（フェイエノールト）
MF
清家貴子（浦和レッズ）
長谷川唯（マンチェスター・シティ）
林穂之香（ウェストハム）
長野風花（リバプール）
宮澤ひなた（マンチェスター・ユナイテッド）
藤野あおば（東京ヴェルディ）
谷川萌々子（ローゼンゴート）
田中美南（INAC神戸）
FW
植木理子（ウェストハム・ユナイテッド）
浜野まいか（チェルシー）
「バックアップメンバー」
GK大場朱羽（ミシシッピ大）
DF守屋都弥（INAC神戸）
DF石川璃音（浦和レッズ）
FW千葉玲海菜（フランクフルト）
長谷川唯と10代コンビに期待
猶本光と遠藤純という実力ある2選手が負傷により選出できなかったものの、熊谷紗希や清水梨紗、長野風花などその他にも実力者は多い。
特にマンチェスターシティで活躍している長谷川唯は、豊富な運動量やドリブル、パスなどすべてのプレーがハイレベルであり、オリンピックも2度目となるだけに頼もしいプレーを披露してくれるはずだ。
そして今回のパリオリンピック代表には2人の10代選手が選出されている。
古賀塔子は10代ながら海外でプレーしており、DFラインならばどこでもプレー可能なユーティリティ性を持っている。
オリンピックは18人という少ないメンバーで中2日の試合をこなさなければならないため、古賀のユーティリティ性は必ず役に立つはずだ。
もう1人の10代選手である谷川萌々子は、「澤2世」と期待される逸材だ。
スウェーデン1部でプレーしている谷川は、得点ランキングトップとなる10得点を挙げるなど10代ながら結果を残している。
この1年で急成長した2選手が、パリオリンピックでなでしこに勢いをもたらすかもしれない。
なでしこジャパンはW杯は制したことがあるが、まだオリンピック優勝は成し遂げていない（最高位は2012ロンドンオリンピックの準優勝）。
果たしてなでしこジャパン初となるオリンピック金メダルを獲得することができるのか、本番の活躍を期待しよう。
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