その至高のプレーを目に焼き付けろ!クロアチア代表の天才、モドリッチが最後のW杯に挑む!
写真:モドリッチ(提供:ロイター/アフロ)
サッカー日本代表のW杯メンバーが発表された11月1日の前日、クロアチアサッカー協会はW杯に臨む34名の候補メンバーを発表した。
トッテナムのペリシッチやチェルシーのコバチッチ、インテルのブルゾビッチといった主力が順当に選出された中、クロアチアを象徴する選手の名前もそこにはあった。
「ルカ・モドリッチ」
2018年にバロンドールを受賞したクロアチア最高の選手である彼は、37歳という年齢でこのカタールW杯に臨むことになる。
おそらく最後のW杯となるモドリッチ
モドリッチは、言わずと知れた世界最高のサッカークラブ、レアル・マドリードに所属する天才MFだ。
172㎝と小柄で線も細めだが、そのテクニックと運動量、そしてセンスによって世界屈指のMFとして活躍してきた。
4年前のロシアW杯では、クロアチアを準優勝に導き、見事最優秀選手賞を受賞している。
37歳となった今も、クロアチアの顔であり、レアル・マドリードで10番のユニフォームを着てスタメンとして活躍している。
そのハイパフォーマンスを見ると、4年後のW杯もプレーできそうな気がしてくるが、さすがに40歳を超えて今のパフォーマンスレベルを維持するのは不可能だろう。
年齢的な部分を考慮すれば、カタールW杯がおそらく(極めて100%に近い確率で)モドリッチにとって最後のW杯になることだろう。
モドリッチの至高のプレーに注目!
モドリッチは、メッシやエムバペ、ネイマールのように頻繁に得点を奪う選手ではないため、サッカーに詳しくない人にはその凄さがそこまで伝わらない傾向にある。
しかし、バロンドールを受賞するほどそのサッカー選手としての能力は圧倒的なのだ。
・精力的に中盤を動き回りボールに多く触れ、ゲームを組み立てていくゲームメイク能力
・ワンタッチで相手の逆を突く超一流のトラップ
・推進力のあるドリブル
・精度の高いミドルシュート
・瞬時にベストな判断を下せる状況判断
・激しい守備と闘争心(普段は物静かな性格だがピッチ上では豹変する)
このように、すべてのプレーがワールドクラスなのだ。
そして、世界ナンバーワンであると言っても良いのが、「アウトサイドパス」だ。
利き足のアウトサイドを使ったパスは、DFのタイミングをずらしピンポイントでFWの元へ届く。
その綺麗な放物線を描くパスは、芸術の域に達していると言っても過言ではないだろう。
モドリッチにとっておそらく最後のW杯は、はたしてどのような結末を迎えるのか。
その1つ1つのプレーに酔いしれよう。
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