三苫薫初先発&初アシスト!トロサールとの共存成功でついにスタメン組に昇格?
写真:三苫薫(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
10月28日、プレミアリーグ第14節「ブライトン対チェルシー」の一戦が行われ、ホームのブライトンが4対1で勝利した。
日本代表MF三苫薫はリーグ戦初先発となり、初アシストも決めるなど活躍し後半28分までプレー。
ポジションを争うトロサールとの共存に成功したことで、今後の出場機会も増える可能性が高まった。
プレミアの強豪相手にドリブルで切り裂きまくる三苫薫
やはり「結果しか出さない男」は一味違う。
世界で最もレベルが高いと言われているプレミアリーグだが、そのリーグでも屈指の強豪であるチェルシー相手にも「結果」を出した。
何度もドリブルでチャンスを作り出し、アシストも記録。
4対1の圧勝の立役者の1人となったのだ。
ドリブルが通用することは、途中出場の多かったこれまでのプレーでも確認できたが、明らかに体が大きく、そして強くなっていることで、体を当てられても強引にドリブルできる前への推進力も磨きが掛かっている。
この試合はトロサールへのアシストとなったドリブルも圧巻だったが、後半にもルーベン・ロフタス・チークを置き去りにする素晴らしいドリブルとパスで「2アシスト目か」といったシーンを作り出した。
そのドリブル力はプレミアリーグにおいてもトップクラスであると言えるだろう。
交代時には、ホームの観客から大きな歓声と拍手でねぎらわれるなど、初先発でしっかりと爪痕を残すことに成功した。
ブライトンはこの試合の勝利で勝ち点3を積み上げ、プレミアリーグの上位争いに加わる形となった。
もしかしたら来季はCLかELで三苫のプレーを観ることになるかもしれない。
怪我が心配されたがベストな状態でW杯を迎える
W杯前に足を怪我したことで心配された三苫だったが、先発したこの試合を見る限りその影響はなさそうだ。
怪我明けにもかかわらずそのパフォーマンスレベルは高く、W杯メンバーには順当に選ばれるだろう。
レアル・ソシエダの久保が肩を痛めたその影響次第では、もしかしたら左サイドのスタメン出場もあり得るかもしれない。
体も強くなり、守備への意識と強度もプレミア仕様となっていることからも、ドイツやスペインといった優勝候補にも通用するだろう。
はたしてカタールW杯でも「結果」を出すのか、そのプレーに注目だ。
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