三笘薫(写真:REX/アフロ)

三笘薫、今季公式戦10得点でビッグクラブ移籍準備完了!プレミア強豪クラブが有力か

三笘薫(写真:REX/アフロ)
4月26日、プレミアリーグ第34節「ブライトン対ウェストハム・ユナイテッド」の一戦が行われ、3-2でホームのブライトンが勝利した。

日本代表MF三笘薫はベンチスタートながら途中出場後の89分に貴重な同点弾を挙げ、チームの大逆転勝利に貢献した。

劇的勝利でチーム状態上向きもEL出場権獲得はほぼ不可能な状態

FA杯準々決勝フォレスト戦、プレミアリーグ第30節、31節の3連敗後、32節でレスターに引き分けていたブライトンにとって、この日の勝利は大きな1勝だったといえるだろう。

もしも敗戦していれば立て直しできず下位に沈む可能性すらあった。

それほどチーム状態は良くなかったわけだが、試合終盤の三笘とミンテのポジションチェンジが功を奏し同点に追いつき、バレバのスーパーゴールで逆転勝利に成功した、

しかし、この勝利は中位をキープしてシーズンを終えるためには貴重な勝利だったといえるが、ELの出場権獲得の可能性を高めたかと言えばそうではない。

EL出場権内の6位にいるフォレストは消化試合が1試合少ない状態ながら勝ち点が60であり、勝ち点51のブライトンが残り4試合で逆転できる可能性は極めて低い。

7位に与えられるECL出場権ならばアストン・ヴィラが勝ち点57であるためまだ若干の可能性があるが、それでもブライトンはニューカッスルやリバプールといった強豪クラブとの試合を残しているため厳しいと言わざるをえない。

三笘自身は公式戦10得点でビッグクラブの移籍準備が整う

攻撃的な選手が中位クラブからビッグクラブへと移籍する際には、一定以上のインパクトある数字(結果)が必要だ。

そういった意味では、この試合の得点で三笘はクリアしたといえるだろう。

リーグ戦の得点数は9得点(得点ランキング19位タイ)だが、FAカップでも1得点しているため、公式戦では2桁得点となる10得点を挙げていることになる。

理想としては残り4試合で1得点以上しプレミアリーグで2桁得点を挙げることだが、WGとして公式戦10得点もかなり高評価が与えられる数字だといえる。

移籍先の候補となるのはやはり同じプレミアリーグ内のビッグクラブか。

アーセナルならばプレミアリーグ7得点のガブリエル・マルティネリがライバルとなるため、十分に渡り合えるはずだ。

リバプールであればルイス・ディアスやコーディ・ガクポだがこちらも十分に渡り合える相手だ。

ニューカッスルでもハーベイ・バーンズと引けを取らず、マンチェスター・シティのサビーニョやグリーリッシュとも渡り合えるはずだ。

サカやサラーといった世界的な選手が同ポジションである久保建英と比べてみると、かなりプレミアリーグの左WGは付け入る隙があると判断できる。

そういった意味で三笘は、ブライトンが高額な移籍金を提示するなど強気な交渉をしなければ高確率でCLに参戦できるビッグクラブに移籍できるはずだ。

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