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なぜ三笘薫はボールに触れさせてもらえなかったのか 考えられる5つの理由

写真:三笘薫(提供:REX/アフロ)
2月11日、プレミアリーグ第23節「クリスタル・パレス対ブライトン」の一戦が行われ、1-1の引き分けに終わった。

日本代表MF三笘薫はこの日も前節に続きスタメンフル出場したものの、ノーゴールとなり公式戦4試合連続弾とはならなかった。

Twitterでは、試合中継を観戦した多くの日本人サポーターから「三苫にパスが来ない」といった苦言を呈するコメントが多数寄せられた。

三笘薫はあまりボールに触れられず 「考えられる5つの理由」

このクリスタル・パレス戦では、三笘薫のスペシャルなドリブルやカットインからのシュートも、チャンスを作るパスもほとんど見ることができなかった。

先制点を奪ったブライトンが守護神のありえないミスで勝利を逃すなど、試合自体も良くなかったと言えるが、気になったのは三笘にパスがまったく渡らないことだ。

考えられる理由としては以下の5つのポイントが挙げられる。

左サイドでコンビを組むエウトゥピニャンの位置取りが高すぎて三笘のスペースを潰していた

この日のエストゥピニャンは、「相棒」ではなく「ライバル」の様なプレーに終始した。

三笘よりも高い位置にポジションを上げる場面も多く、三笘は密集する中央へポジションを移動する機会が多くなってしまった。

ただし、エストゥピニャンは1アシストとゴール未遂のプレーがあったことで、この試合のプレーに満足している可能性もある。

今後同じようなポジショニングが続くようだと、三笘のプレー回数に大きく影響することだろう。

エストゥピニャンとマクアリスタ、カイセド、ダンクが三笘ではなく右サイドにパスを展開していた

この試合のクリスタル・パレスは、どちらかというと全体的に三笘側寄りのポジション取りをしていた。

それゆえに、エストゥピニャンとマクアリスタ、カイセド、ダンクは三笘ではなく右サイドのソリー・マーチにパスを展開していた。

三笘に対する警戒度が非常に高く、マンマーク気味+もう1人が常に三笘を意識していた

ここ数試合で三笘への評価はプレミア屈指となりつつあり、当然ながらクリスタル・パレスの右SBクラインは三笘にマンツーマン気味でマークについていた。

さらに、ドリブルで侵入してくる可能性を消すために、「+1人」が常に三笘を警戒していた。

「M23ダービー」と言われる試合ゆえに、クリスタルパレスがいつも以上に守備でハードワークした

この試合のクリスタル・パレスは、全員がハードワークを続けた。

ブライトンにとっては格下とはいえ、あそこまでハードワークを続ける相手に何度もチャンスを作るのは難しいだろう。

三笘自身の調子が落ちてきている

前節のボーンマス戦では劇的な決勝ゴールを挙げているためあまり指摘されなかったが、三笘自身のプレーにあまりキレはなかった。

今回のクリスタル・パレス戦も、体は重くトラップがズレるなどかなり三笘自身の調子は悪いように見えた。

はたして次節挽回することができるのか、三笘の活躍に期待しよう。

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