イラク戦の敗戦を機にようやく本気モードの日本代表、三笘薫の復帰も起爆剤に
写真:三笘薫(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
1月21日、日本代表は24日に行われるアジアカップグループD第3節のインドネシア戦に向けたミーティングと練習を行った。
練習前に30分ものミーティングを実施し練習では冒頭15分以外を非公開にするなど、本気モードに切り替わった。
足首の怪我から復帰を目指していた三笘薫もすでに完全合流しており、インドネシア戦ではベンチ入りの可能性が高い。
日本代表はイラク戦の敗戦でようやく本気モードに
アジアカップに臨むにあたり、全選手と監督、コーチ陣が真剣だったのは間違いない。
負傷者も多かったがプロフェッショナルに調整を進め、可能な限りベストな状態で大会に入った。
しかし、他の国と比べると明らかにモチベーションが低かったのも事実だ。
気迫のこもったプレーは少なく、戦術以前に球際など気持ちで負けていた。
イラク戦の敗戦によって、ようやく「このままではまずい」といった雰囲気がチーム内に生まれた。
浅野拓磨「次の試合が最後の試合の感覚で全部出し切るしかない」
菅原由勢「本当に自分自身に凄く腹が立っている」
遠藤航「初心に帰れる機会があったのはポジティブに捉えている」
伊東純也「もっと貪欲に行ってもいい」
各選手のコメントを見ても危機感があることが伺える。
「驕り」があったのは間違いないといえるが、アジアカップの3戦目以降は日本代表にその驕りはない。
インドネシア戦以降は「チャレンジャー」として過去2戦とは違った表情とプレーが観れるはずだ。
三笘薫の復活も追い風に
悪い流れを劇的に変えるには、やはり「新たな選手の起用」も重要だ。
アジアカップは短期決戦であるため、インドネシア戦では1戦目と2戦目で長時間プレーした選手を休ませる必要もある。
おそらく、遠藤や菅原、伊藤洋、伊東、南野、板倉、鈴木、守田といった選手はベンチスタートとなるのではないか。
旗手や佐野、毎熊、町田らフレッシュな選手が起用されるはずだが、最も注目となるのは「三笘薫」だろう。
すでに対人練習やミニゲームにも参加しているため、インドネシア戦ではおそらくベンチ入りし、後半途中から出場する可能性が高い。
プレミアリーグでも一目置かれる存在となった三笘が戦列に復帰すれば、攻撃陣の破壊力は間違いなく倍増する。
なにより、「決勝トーナメントはベストメンバーで臨める」といった雰囲気を作ることができるのは、間違いなくポジティブなものであるといえるだろう。
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