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メッシが圧巻のドリブルでクロアチアを粉砕、決勝進出を決めフランスorモロッコの勝者を待つ

写真:メッシ(AP/アフロ)
12月14日、カタールW杯準決勝「アルゼンチン対クロアチア」の一戦が行われ、3-0でアルゼンチンが勝利した。

1得点1アシストの活躍を見せたメッシは、悲願のW杯制覇まであと1試合となった。

明日行われる「フランス対モロッコ」の試合の勝者とW杯決勝を戦うことになる。

力尽きたクロアチア、1日多く休めるアルゼンチン

日本とブラジルをPK戦で破り準決勝に辿り着いたクロアチアだったが、アルゼンチンを相手にするには体力と気力が残されていなかった。

チームの心臓であるモドリッチを筆頭に、コバチッチ、ブロゾビッチ、ペリシッチなどの主力は出ずっぱりで、さすがにこのアルゼンチン戦はキレがなかった。

しかし、わずか人口420万人の小国が4年前の準優勝、そして今大会のベスト4という結果を残したことは、賞賛に値するだろう。

マイェルやグヴァルディオルなどの若手も育っており、4年後も期待のできる国であると言えるだろう。

対するアルゼンチンは、この試合で26人すべての選手を出場させることができた。

すべての選手がW杯の試合に出場していることで、より一致団結して決勝に臨むことができるだろう。

特にフランスとモロッコの勝者よりも1日休みが多いことは、非常にプラス要素であると言える。

さらに、ディマリアを使わずに勝利できたことも大きなポイントだ。

負傷を抱えている同選手だが、この試合でも数十分であれば出場可能な状態ではあった。

しかし、3-0という試合展開にできたことで、無理にディマリアを起用する必要もなく、決勝まで回復に努めることができるのだ。

アルゼンチンはほぼ万全な状態で決勝を戦うことになる。

メッシ圧巻のアシスト、悲願のW杯制覇を達成できるか

大会が進むごとにメッシの集中力と気力も上がってきている。

このクロアチア戦でも1得点1アシストと大活躍で、非常に良い顔つきとなってきている。

特に圧巻だったのが3点目のアシストだ。

自ら右サイドをドリブルで駆け上がると、グヴァルディオルを背にしながら一旦スピードダウン。

次の瞬間、ボディフェイントで相手の重心をずらして反転しながらドリブルでエリア内に侵入し、アルバレスのゴールをアシストしたのだ。

ビッグクラブも注目する存在となったグアルディオルをワンステップで抜いたそのプレーは、まさにワールドクラスのテクニックだった。

この試合のPKでエムバペに並ぶ5得点となったメッシ。

W杯優勝とW杯得点王の両獲りも現実味を帯びてきた。

メッシにとって最後のW杯となる決勝戦には、はたしてどのようなドラマが待っているのだろうか。

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